ひらひらの仕掛け屋敷

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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-8 ゲームバンキの罠

スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-8 ゲームバンキの罠

梨杏とまどかのデビュー戦が終わってから2週間が経っていた。
零次は相変わらず洋子達との戦闘訓練を続けている。
今は洋子とスパーリングを行っていたりする。

「ほら、零次くん! 君の蹴りはモーションがまだまだ大きいよ!! すぐ読まれてガードされちゃうよ!!」
「だったら、ガードできないくらい強い蹴りを打ち込めばいいんだろ!!」

零次は洋子のガードをお構い無しに鋭い蹴りを打ち込んでいく。
しかし、洋子はそれが当たる寸前でかわし、零次のボディーに右の掌底を叩き込んでいく。
お腹に衝撃を与えられた零次は勢いよく飛んでいった。

「だからって、ただ力強く蹴ればいいってもんじゃないよ。 君の場合はモーションを小さく、威力を上げる必要がある。 例えるなら、君の蹴りを刀のように研ぎ澄まさなきゃ駄目だよってことだね」
「ありがとうございました、洋子さん。 それにしても、めちゃくちゃ強いですね?」

洋子は零次に誉められて嬉しそうに頬を緩めた。
そして、照れ隠しに零次の背中を強く叩いた。

「そういえば、洋子さんってガイアセイバーズに何で入ったんですか?」
「えっとね、わたしがガイアセイバーズに入ったのは天道さんに誘われたからかな・・・」

洋子は零次の問いかけにはぐらかすように答えた。
そのまま、基地の中へ入っていった。

「野上さんは洋子さんがガイアセイバーズに入った理由って知ってますか?」
「僕も詳しくは知らないんだ。 ただ、洋子ちゃんの恋人が関係してるらしいよ」

良太郎はそれだけ言うとその場を後にした。

『品川の街中で蛮機獣の出現が確認されました。 ガイアセイバーズ各員はただちに出動してください!!』

ガイアセイバーズのメインコンピューターである『ワイズ』が蛮機獣の出現を衛星で監視し、ガイアセイバーズの基地内にそのことを大音声で隊員達に報告した。

「全員、さっきの放送は聞いたな。 とりあえず、蛮機獣を撃退、背後にいる奴を調べるんだ!!」
「「「了解!!」」」

総監である天道総司の指示でガイアセイバーズのメンバーが素早く出動の準備をしていく。
そして、現場へと急行した。

「さぁ、この街を俺様の力で破壊してやるゲム!!」

現場で暴れている蛮機獣はゲームバンキである。
ゲームバンキは腕のビームガンから電撃を放ち、街を破壊していく。

「おい、蛮機獣! 俺達が相手だぜ!!」
「ゴーオンレッドにガイアセイバーズどもか? 全員揃ったな??」

ガイアセイバーズのメンバーはゲームバンキの様子に違和感を感じたのか、一気に攻め込むことができないようだ。

「俺の力を受けてみろゲム!!」

ゲームバンキがそう言うと辺りの雰囲気が急に変わった。
まるで、ゲームの世界に入ったようになっている。
カブトやゴーオンレッド、イヴ達はこの世界がどこなのか、分からなくなっている。

「貴様、ここはどこだ? 答えろ」
「ゲームマスターたるこの俺に対してずいぶんな口の聞き方だな。 言っておくがな、俺しかお前達をこの世界から出すことができないんだぞ。 そんな口の聞き方をしていいのか?」

ゲームバンキの言葉にカブトはカブトクナイガン・ガンモードの銃口をゲームバンキに向けて答えた。

「黙れ。 俺達は必ずこの世界から貴様の力を借りずに脱出してやる」

カブトがそう言うとガイアセイバーズのメンバーもそれぞれ構えを取った。

「だったら、死ぬまで後悔してるんだなゲム!!」

そう言うと、ゲームバンキの姿が消えた。

カブト達はどこかの遺跡にいた。

「ここはどこだ? どうやら、何かの遺跡のようだが・・・」
「分からんな・・・ 遺跡ならおそらくトラップがあるはずだがな・・・」

カブトの言葉にボウケンレッドが冷静に答えていく。そして、遺跡の内部をどんどん進んでいく。

「待ってください・・・ あなた方が裏切るのは計算に入ってましたが本当に裏切るとは呆れましたね・・・」
「黙れ! 俺を利用しようとしても無駄だ!!」

トライバル・エンドが追っているのは臨獣拳の元当主、黒獅子リオだった。
トライバル・エンドは蘇らせた部下達を全てコントロールできていたわけではないのだ。

「あまりわたしの手を煩わせないでください・・・」
「偽名を使っているような貴様に何を言われても無駄だ。 ハ・・・」

リオは名前を呟こうとしたがそこにトライバル・エンドが闇のエネルギー弾を撃ち込んだ。

「困りますねぇ・・・ 今、あなたが口にしようとした名はまだ明かすわけにはいかないんですよ・・・」

トライバル・エンドは本名を明かそうとしたリオを抹殺しようと剣を振り降ろした。
しかし、その剣がリオに到達することはなかった。

「お取り込み中悪いがあんたの思い通りにさせるわけにはいかないんでな」

そう、仮面ライダーディケイドがライドブッカー・ソードモードの剣先で防いでいたのである。
剣を防がれたトライバル・エンドはさらにディケイドに斬りかかっていく。


「わたしの計画の邪魔をしないでいただきたいものですね・・・」
「悪いな・・・ 俺はお前の邪魔をするのが生きがいだからな」

ディケイドはそう言いながらトライバル・エンドの剣をかわし、ライドブッカーから一枚のカードを取り出す。
そして、ディケイドライバーにセットしていく。

『ATTACKRIDE ILLUSION』

すると、ディケイドが6人に分身した。

「やれやれ・・・ わたしも動きやすい身体になりますか・・・」

そう言うと、トライバル・エンドの姿は黒獅子リオの姿に変わっていた。
ディケイドは黒獅子リオ(トライバル・エンド)を包囲していく。

「随分な姿だな。 俺達を相手に勝てるつもりか?」
「勝てるではなく、滅ぼすですよ・・・」

トライバル・エンドはそう言うと目の前にいるディケイドに拳を叩き込んだ。
ディケイドはその威力に吹き飛ばされてしまう。
しかし、体勢を整えると他の5人のディケイドとともにトライバル・エンドに襲いかかっていく。

「なかなかやりますね・・・ わたしも本気を出すとしましょう・・・」
「だったら、さっさと本気出せよ! 遊んでやるからよ」

黒獅子リオ(トライバル・エンド)はディケイドの包囲をジャンプすることで回避していく。
そして、ディケイドの身体に拳を叩き込んでいき、さらに、他のディケイドにも蹴りを打ち込んでいく。

「ぐはぁ・・・ くそっ・・・」
「案外大したことありませんねぇ・・・ 死んでください・・・」

黒獅子リオ(トライバル・エンド)は闇の力を手に集めていく。
ディケイドはライドブッカーから一枚のカードを引き抜いていく。

「俺はあんたにやられるつもりはないぜ・・・」
『FINAL ATTACKRIDE DE・DE・DE・DECADE』

ディケイドがファイナルアタックライドを発動させ、トライバル・エンドを倒そうとする。

ゲームバンキの力でゲームの世界へ飛ばされたイヴ達は変身を解除し、その世界の探索をしていた。

「しかし、これだけ調べて分かったのがこの世界からは通常の方法では脱出できないということだけか・・・」
「ここから脱出するにはあのゲームバンキを倒すしかないということだな・・・」

天道や明石を始めとしたガイアセイバーズメンバーは対策会議を行っていた。
しかし、明確な解決方法が見当たらず焦れている。

「おい、ゲームバンキ! これはゲームなんだろ!?」
『何だゲム。 言ってみろゲム』

零次が空に向かって叫ぶと空からゲームバンキの声がした。

「俺の条件はただ一つ。 ゲームのプレイヤーを俺が指名する・・・ その条件が飲めないなら俺達はゲームをしないぜ!」
『いいだろうゲム・・・ 指名するゲム・・・』

ゲームバンキの言葉に零次は考え込む。

「(本当なら洋子さんに任せるところだが、今は関西支部に出向してるからな・・・ ここはあいつに任せるか・・・)」

零次は答えを出したようである。

『さっさと言うゲム!』
「あぁ。 俺が指名するのは彩坂梨杏だ!!」
『分かったゲム・・・ 連れて来てやるゲム!!』

そう言うと、ゲームバンキは別の場所にいた梨杏を呼び寄せた。

「な、何なんですか・・・」
「お前の幼なじみがお前に命を預けるって言ってるゲム。 だから、呼んだゲム」

梨杏は自分の目の前にあるテレビに映る零次を見て、驚いていた。

「何で零くんがテレビの中にいるんですか!?」
「お前に隠してたゲムか、沢井零次・・・ 教えてやるゲム。 沢井零次は仮面ライダーイヴだゲム」

梨杏はゲームバンキの言葉を信じられないという表情をした。
しかし、テレビの画面に映る零次の表情は一気に暗くなる。

「ほんとなんだね、零くん・・・ なら、わたしが零くんを守るから!! 早くゲームをさせてください!!」
「だったら、早くコントローラを握るゲム」

梨杏はゲームバンキから渡されたコントローラを握ると少し深呼吸をした。

「(零くん・・・ 必ずわたしが助けるから・・・)」

ゲームバンキのゲームが再開された。
零次達の前にダーククライム戦闘員が複数現れた。

「(頼むぜ、梨杏。) 変身!!」

零次は梨杏に全てを任せ、イヴへ変身した。

「よし、行くぜ!!」

イヴは梨杏の操作を受けて、的確に戦闘員達にパンチやキックを叩き込んでいく。
まるで、自分の意思で動いているように動いている。

「馬鹿なゲム・・・ 何でこんな動きができるゲム・・・」
「(零くんの癖、仕種、タイミング、よく分かる・・・ だから、零くんを、仮面ライダーイヴを最高の状態で戦わせてあげられる!!)」

梨杏は素早くコントローラにコマンドを叩き込んでいく。
それを受けて、イヴは次々に戦闘員を叩きのめしていく。

「凄いなぁ、梨杏ちゃん・・・ 俺達もあそこまで凄いとは知らなかったぜ・・・」
「そうですか、城先輩。 俺が昔零次君を訪ねた時、梨杏ちゃんと仲良くゲームしてたんだけど、凄い集中力でノーミスでクリアしてましたよ」

筑波洋は城茂の言葉に昔のことを思い出すような口調で返事をした。

「我が僕達よ・・・ ガイアセイバーズがいない今のうちにシャドームーン様の肉体を探してくるのです・・・」

トライバル・エンドの言葉に従った手下達は早速シャドームーンの肉体の捜索へと向かった。

「そして、わたしはシャドームーン様の魂を導かねば・・・」

トライバル・エンドはダークホライズンの儀式場でシャドームーンの魂を導くための魔導陣を発動させた。

「そろそろ、ラスボスでも出てきそうな雰囲気だな」
「一文字さんの言う通りかもですよ」

零次の呟きを聞いたガイアセイバーズのメンバー達はその方向を見ると一体の怪人が立っていた。

「さて、ラスボス倒して現実の世界に帰りますか」

零次がそう言って、一歩踏み出すと空間が隔離され、他のガイアセイバーズメンバーは現実世界へと強制転送された。

「どういうことなんですか!? 何で零くんだけ帰ってこないんですか!?」

そう、ガイアセイバーズが帰されたのは梨杏が零次をコントロールしている場所だったのだ。

「最初から仮面ライダーイヴを誘い込むことが目的だったゲム。 そして、我らが王に器を捧げるゲム」

ゲームバンキの目的が分かったガイアセイバーズのメンバー達はゲームバンキを倒そうとするが既に実体はここにはいない。

零次(仮面ライダーイヴ)の前に蟷螂のようなサイプロクスがいた。

「あんたがラスボスかよ?」
「あぁ。 我が名はマンティスサイプロクス。 貴様を倒す者の名だ。 覚えておけ」

そう言うと、マンティスサイプロクスは両腕の鎌を水平に構え、イヴを見据えた。
イヴも静かに構えていく。

「(梨杏、俺の命・・・ 預けたぜ!!) 行くぞ!!」

アイキャッチA(コントローラーを持って、ゲームしている梨杏)
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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION 短編SS-3 中野洋子VS伊島沙羅

今回は洋子がまだガイアセイバーズにも警察にも所属していなかった頃の話です。
洋子は自分がボクサーとしてのデビュー戦で大きな後遺症を与えてしまった恋人でもある大滝加奈の治療費を自分の力のみで稼いでいたというのが背景ですよ。
それでは、本編をお楽しみください。


スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION 短編SS-3 中野洋子VS伊島沙羅

あの日、うちは取り返しのつかんことをしてしまった・・・
大好きな人に腕より下に麻痺が起こるという後遺症を残してしもた・・・
うちの努力で加奈の後遺症も徐々に治ってきたけど、まだ完璧やない・・・

「だから、うちは今日も闘うんや・・・」
「何? 何かあったの、洋子??」

今、うちに話しかけてくれてるんはこの地下闘技場のルームメイトであり、うちのセコンドを勤めてくれている岡野恵や。

「ううん、何でもあらへんよ、恵。 今日もサポートよろしくなぁ。」
「任せなさいよ。 けど、洋子程強かったらここにいる必要はないと思うけどな・・・」

恵はうちのことを強いって言ってくれるけど、うちは自分のことを強いやなんて思てない・・・
うちが弱いから加奈は・・・

「洋子、また難しい顔してたよ。 ひょっとして、加奈さんのこと、考えてた?」

うちは恵の口から加奈の名前が言われるとつい恵を睨んでしもた・・・
恵はうちが睨んだのを見て、笑いながらうちを宥めてくれた。

「洋子、そろそろ試合だよ。 今日の相手は・・・」
「MISORAやろ。 あの娘、大したことないやん・・・」

MISORAとは、洋子達がいる地下闘技場で中堅の位置にいるファイターだが洋子達よりは弱い・・・
だが、デビューしたての選手では、洋子の相手は間違いなく勤まらないだろう。

「それじゃあ、そろそろリングインしよっか。」
「せやね。うちはMISORA程度の相手に負けるわけにはいかん・・・ だから、徹底的に倒す!」

うちと恵はリングインをしていく。
リングといっても海外に多いオクタゴンのようなリングである。

「洋子さん、今日はあたしが勝たせてもらいますから。」
「ふーん、それやったら、本気以上でやらなあかんなぁ・・・」

洋子は冷静にMISORAの言葉に答えていく。
洋子は地下闘技場で闘うようになってから冷静さが極端な程に身についたと感じていた。

レフェリーが金網の中に入ってきて、二人に試合前のチェックをしていく。
そして、試合開始のゴングが鳴り、試合が始まった。

「行きますよ、洋子さん!」

MISORAは洋子に素早く近づくと、洋子の顔へジャブを放っていくが洋子は落ち着いてそれらをかわしていき、反撃のジャブをMISORAの顔へ叩き込んでいく。

「うぐぅ・・・」

早くもMISORAの鼻からは鼻血が流れ始めた。
洋子はMISORAの鼻を狙って、ジャブを打ち込んでいたのだ。
さらに、洋子はMISORAの顔に左右のストレートやフックを叩き込んでいく。
MISORAが前のめりに倒れると洋子は素早くMISORAのバックを取り、チョークスリーパーをかけていく。

「ふぐぐぐ・・・」

MISORAの表情が苦痛に満ち溢れ、ついに墜ちてしまった。

「お疲れさまやね、MISORA・・・ まだまだ強くならなあかんなぁ・・・」

洋子は意識をなくしたMISORAに静かに語りかけていた。

試合が終わり、金網の中から洋子が出るとそこには次の試合のために控えていた沙羅がいた。

「洋子、ずいぶんと優しいのね・・・ 対戦相手を必要以上に痛めつけないクリーンなファイトぶりとかね・・・」
「なんや、沙羅か・・・ うちに何か用でもあるんか?」

洋子と沙羅は洋子が地下闘技場で闘うようになって初めて闘った相手である。
その時も洋子は沙羅に必要以上の打撃は打ち込まず、顎への左右のフックでKOしている。

「まるで、誰かへの贖罪みたいね・・・」
「それやったら、何やって言うねん・・・」
「怖いわね。 そんなに睨まないでよ。 別に何でもないわよ。」

沙羅はそう言うとオクタゴンの中へ入っていった。

沙羅の対戦相手の中嶋はるかは洋子達と同じトップクラス、Sクラスのファイターである。
しかし、沙羅は緊張している様子は全くない。

「あんた、あたしのこと舐めてんのか・・・」
「別に・・・ 相手にならないなんて一言も言ってないじゃない・・・」

沙羅ははるかが出す異様な殺気にも動じずに自然体でいる。
その沙羅の振る舞いに頭に来たはるかが沙羅に右ストレートを打ち込もうとするが沙羅はそのストレートをかわし、逆にはるかの側頭部に左ハイキックを叩き込んでいった。

「がはぁ・・・ あんた・・・」
「何かしら? 試合前に不意打ちしようなんてするからお仕置きしただけじゃない・・・ 文句があるなら試合の時に聞いてあげるわ・・・」

沙羅はそう言うと自分のセコンドで日比野彩名がいる場所まで戻っていった。
はるかも沙羅を睨みつけてから自分のセコンドのいる場所まで戻っていった。

「沙羅、あまり対戦相手をからかうもんじゃないよ・・・」
「ちょっと、むかつくことがあったのよ・・・」

沙羅はそう言ったきり、試合が始まるまで黙ってしまった。

試合が始まるとはるかが先程のお返しをしようと勢いよく突っ込んできた。
沙羅ははるかの突進をいなしてから左右のストレートをはるかの顔に叩き込んだ。
沙羅の左右のストレートにはるかが少しぐらついてしまうと沙羅は一気にはるかを金網に押しつけて左右のパンチをはるかの顔やボディーに叩き込んでいく。
はるかはガードもできない状態で沙羅の左右のパンチを受けたために身体がオクタゴンのマットの上に崩れ落ちた。

「もう終わりなんて言わないわよね。 ほら、起きなさい・・・」
「や・・・ やめ・・・ 許して・・・」

はるかが逃げようとすると沙羅ははるかの髪を掴み、はるかの顔に右のパンチを叩き込んでいく。

「分かったわ・・・ じゃあ、これで終わりにしてあげるわ!!」

沙羅はそう言うとはるかの顔やボディーに左右のパンチを連続で叩き込んでいく。
しかも、全く手加減をするつもりはないくらいの勢いだ。

「うぶぅ・・・ かはぁ・・・ あがぁ・・・ ぶはぁ・・・」

沙羅のパンチの暴風雨に晒されたはるかの顔があっという間に原型が分からないようなものになり、はるかのボディーや脇腹は赤黒い痣で彩られていく。
そして、血や胃液、唾液で汚れたマウスピースを吐き出しながらはるかが前のめりにダウンした。

「これで終わったわ・・・ ファントムブレイクでね・・・」

沙羅が使ったファントムブレイクは洋子の得意技である。
このファントムブレイクは有酸素運動であるパンチでのラッシュをできる限り呼吸せずに相手に叩き込むことで極限の集中力をもって相手に打撃を与えることを目的とした技である。

「試合終了! 勝者、伊島沙羅!!」

レフェリーのコールに沙羅はさも興味がないかのようにさっさとオクタゴンの中から出ていった。
はるかは担架で医務室へ運ばれていった。

「あんた・・・ 何のつもりであれを使たんや・・・」
「相手を完全に倒すためよ・・・ あなたも賞金が欲しくて闘ってるんでしょ? だったら、手加減なんてする必要ないと思うわよ・・・」

沙羅はそう言うとさっさと自分の控え室へ戻っていった。

洋子達も控え室に戻り、恵にファントムブレイクについて説明していた。

「つまり、ファントムブレイクはあんまり使えないってことでいいの?」
「まぁ、恵の言う通りやな・・・ そもそも、ファントムブレイクはうちがボクサーになる時にある先輩から習ったもんなんよ・・・」

そう、ファントムブレイクは洋子がボクサーとしてプロデビューする時に倉橋茜という先輩が教えたものである。

「ファントムブレイクははっきり言えば身体をいじめぬく必要のある技や・・・ 例え、筋肉が悲鳴を上げとってもパンチを打つのを止められへんのや・・・」
「すなわち、使い過ぎれば身体が壊れるってわけね・・・」

恵は洋子が言わんとしていることを理解し、答えていく。
洋子もそんな恵に頷くと言葉を続けた。

「もし、次に沙羅と試合する時が来たら、たぶんお互いの身体がいつ壊れるかを競うような試合になるかもしれん・・・」
「そんな・・・ いくら、沙羅と洋子が同じレベルで同じ技を使うからって壊しあいになるなんて信じられないよ・・・」

恵は洋子の言葉に顔を俯かせた。
洋子はそんな恵の頭を撫でながら答えた。

「大丈夫や・・・ うちは沙羅にファントムを使わせんとくつもりやし、うちもできる限り使うつもりはないから安心してや・・・」
「ありがと、洋子。 わたしのことを安心させてくれたんだよね・・・」

洋子と沙羅の試合の日がやってきた。
洋子と沙羅は黒のスポーツブラにスパッツ、オープンフィンガーグローブという出で立ちである。

「洋子、今日の試合のルールは忘れてないわよね?」
「時間無制限のデスマッチやろ・・・ まぁ、沙羅相手ならそんなに時間かからへんやろから楽やけどなぁ・・・」

洋子が沙羅の問いかけに軽口で返事をすると沙羅は洋子を睨みつけた。
そして、レフェリーが二人のグローブをタッチさせると試合を開始した。

「早速、終わらせてやるわ!!」

沙羅はそう言うと前蹴りで洋子の身体を金網に吹き飛ばすと一気に近づいていき、いきなりファントムブレイクを仕掛けていく。
洋子はガードしようとするが沙羅の激しいラッシュの前には全く役に立たず、洋子は沙羅の左右のパンチに晒されてしまう。

「ぶはぁ・・・ かはぁ・・・ あぐぅ・・・」

洋子の顔は沙羅の左右の激しいパンチのラッシュですでに腫れていく。
しかし、洋子は徐々に沙羅のファントムを捌いていく。

「何のつもり・・・ まさか、ファントムブレイクを完全に捌くつもり・・・」
「そうやって言ったら、どうなんや・・・ ファントムはうちと茜先輩の技やで・・・ いくらコピーされてもガードできるんやで!!」

沙羅は疲労からか、ファントムブレイクを仕掛ける腕が止まってしまった。
洋子はガードが上がらなくなった沙羅の顔に腕の痛みを無視して、左右のストレートを叩き込んでいく。

「んあっ・・・」

沙羅の口から唾液が吐き出されるが洋子は構わず左右のフックやストレート、アッパーを沙羅の顔やボディーに叩き込んでいく。

「ぶはぁ・・・ んあっ・・・ んぶぅ・・・」
「どや、沙羅!? 相手に一方的に叩きのめされる気分は!!?」

洋子は叫びながらも沙羅の顔やボディー、脇腹を殴ることは忘れていない。
しかし、沙羅が洋子の一瞬の隙をついて洋子のパンチをかわし、素早く距離を取っていく。

「はぁ・・・ はぁ・・・ 最悪ね・・・ 自分より弱い相手に殴られるんだから・・・」
「はぁ・・・ はぁ・・・ 誰が弱いやて・・・ 誰が!!」

洋子は沙羅に弱いと言われたのが余程頭に来たのか、テレフォンパンチ気味の大振りな右ストレートを沙羅に放ってしまう。
沙羅は洋子の右ストレートをかわすとお返しにと左右のストレートを洋子の顔に叩き込んでいく。

「うぶぅ・・・ んあっ・・・ あぶぅ・・・」
「言ったでしょ・・・ あんたは弱いって・・・ これが結果よ!!」

沙羅はそう言うと洋子の顎に下から勢いよく振り上げた右アッパーを叩き込んだ。

「がはぁ・・・」

洋子は口から血と唾液にまみれたマウスピースを勢いよく空高くに吐き出した。

「ダウンしたからって終わるわけじゃないわよ!!」

沙羅はダウンした洋子の身体の上に乗りかかり、左右のパンチを洋子の顔や脇腹に振り下ろしていく。
洋子の顔はあっという間に腫れていき、洋子の鼻や口からは血飛沫が飛び散っていく。

「うぶぅ・・・ かはぁ・・・ ぶふぅ・・・」
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新年あけましておめでとうございます♪♪&更新しました♪♪


皆さま、あけましておめでとうございます♪♪
ひらひらでございます♪♪
今年一年もどうぞよろしくお願いしますね♪♪

後、スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION(Episode1~5) 天道総司 キャラ設定を更新しました♪♪

それでは、また♪♪
ひらひらでした♪♪
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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION 天道総司(Episode1~5)

天道総司(てんどう そうじ)(Episode1~5)

ガイアセイバーズ総監。
2007年初頭にネイティブとの戦いを終えた後、海外に渡り、様々な国を訪れていた。
そして、資金や軍事協力を取り決めてから豆腐を買いに行く名目でフランスに行く。
しかし、2007年5月頃にダークキメラと名乗る存在とイマジン達が手を組んだのを受けて、ガイアセイバーズを発足した。

そして、2017年現在ではガイアセイバーズは世界各地に支部が存在し、隊員数も増えている。

天道自身は10年経ち、少し性格は丸くなったが敵や気に入らないものに対しては相変わらず口調や態度はきつい。
親友ともいえる加賀美とは仲が深まっている模様。

現在はトライバル・エンドの動向を探りながらガイアセイバーズ強化に奔走している。

仮面ライダーカブトとして10年前よりもさらなる研鑽を積み、並の相手なら通常の格闘技で圧倒できる。
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