ひらひらの仕掛け屋敷

このブログはアニメや特撮、漫画についてのコメントやオリジナル女子格闘技小説を掲載したりしますよ♪♪

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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-10 古き鉄の来訪 Part-1

スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-10 古き鉄の来訪 Part-1

とある管理外世界の遺跡で一人の男性と一人の少年が調査をしていた。
この遺跡にロストロギアがあると報告があったからだ。

「ユーノ先生、報告ではここにロストロギアがあるって言ってたんですよね」
「うん、そうだよ。 だから、この遺跡にあると思うんだけどね」

しかし、二人の調査が進んでもなかなかロストロギアは見つからなかった。
そんな時、二人の前にそのロストロギアが姿を現した。

「ユーノ先生! あれ!!」
「うん、恭文君! 気をつけて!!」

恭文と呼ばれた少年がロストロギアを手にしようとした時にそれはまばゆい光を放った。
そして、恭文の姿が二人がいた遺跡から消えた。

「恭文君? 恭文君!? どこに行ったの!!?」

ユーノの叫びは遺跡に響いただけだった。

梨杏はスバルとの試合の後、いろいろ話す約束をした。
そして、今それを話しているところである。

「あたしはね、梨杏・・・ 零次と似たような身体なんだ・・・」
「それってどういう意味なの、スバル・・・」

梨杏はスバルの真剣で少し辛そうな表情を見て、自分が聞こうとしていることの重さを感じた。

「あたしは普通の人間じゃないんだ・・・ 梨杏もこの間の試合の時に違和感を感じてたんでしょ?」
「うん・・・ スバルの身体、なんか凄く硬かった・・・ ううん、たぶん骨が硬いんだよね・・・」

梨杏の言葉にスバルは静かに頷いていく。
しかし、その表情は自分が梨杏に嫌われるんじゃないかと恐れているようなものだった。

「そう、あたしは機械骨格に人造筋肉で強化されてるの・・・ 梨杏はあたしがこの世界でできた友達だから嫌われたくない・・・ でも、嘘もつきたくない・・・ だから・・・」
「その続きは言わないで・・・ わたしはスバルが普通だとしてもそうじゃなくても嫌いになんてなれない! それに、スバルのことを人間じゃないって言ったら零くんのことも人間じゃないって言わなきゃいけなくなるもん・・・」

梨杏は泣きそうになっているスバルをじっと見ながら言葉を続けた。

「もし、そのことで誰かがスバルに何か言っても、わたしが守るから・・・ わたしは零くんみたいに強くなりたい・・・ スバルはわたしと友達でいるの、嫌じゃない?」
「嫌なんてわけないじゃない! 梨杏はあたしの友達だよ!! まだ、付き合いは短いけど大切な友達・・・ 零次のことを梨杏が知ってから梨杏に黙ってるのが怖かったんだ・・・」

スバルは泣きながら自分の想いを梨杏に話していく。

「ほんとはさ、凄く怖かった・・・ 梨杏があたしのことを何て思ってるかって考えたらすっごく・・・ でも、怖いけど逃げちゃいけないって思ったから話したの・・・ それに、梨杏との試合の時もいつ梨杏を壊すかもしれないって・・・」
「スバルが戦うために生み出されたからってスバルがそうするわけじゃないでしょ・・・ だって、わたしが知ってるスバルはちょっとドジでとってもよく食べて・・・ まぁ、よく食べるのはわたしもだけどね・・・ それに、スバルは人を守るために自分の力を活かしてるじゃない・・・ 本当の化け物ってさ、そういうことを忘れたもののことを言うんだって、今なら思える・・・」

梨杏は自分が見てきたスバルのことをゆっくりと話していく。
スバルも流れていた涙を拭い、梨杏の話を聞いていく。

「それに、わたしはスバルが何だって構わないよ。 だって、スバルはスバルだから・・・」
「ありがと、梨杏・・・ 今度、試合する時は負けないからね!!」

スバルはいつものように元気に梨杏にそう言った。
梨杏はそれを聞いて、ついクスリと笑ってしまう。

「スバル、どっかお昼食べに行かない?」
「いいねぇ!! 早く行こうよ、梨杏!!」

スバルは梨杏の手を引っ張りながら早歩きをしていく。
梨杏はそんなスバルの勢いに任せることにした。

恭文が目を覚ますとそこはある河原だった。
とりあえず、身体を起こすと恭文は辺りを見回した。

「とりあえず、ここどこだろ?」
《さぁ、分かりませんねぇ・・・ それよりも、マスター・・・ 妙な気配を感じるんですが・・・》
「アルトも感じてたんだ。 じゃあ、とりあえず後ろの奴に聞いてみますか?」

恭文はそう言うと、後ろへ振り返った。
そこにいたのは日本刀を持ったカブトムシの怪物、ビートルサイクロプスだった。
ビートルサイクロプスはその日本刀を上段から叩きつけるように振り下ろしていた。

「問答無用ってわけね。 だったら、こっちも最初からクライマックスで行くよ!!」
《はい、マスター! 行きますよ!!》

恭文は自分のデバイス、アルトアイゼンをセットアップして、ビートルサイクロプスの刀を受け止めていた。
アルトアイゼンの姿は日本刀のようである。

「小僧、俺の刀の錆になれ!!」
「お断りしますよ! 僕はまだ死ねないんでね!!」

恭文はビートルサイクロプスの刀を押し上げると前転で素早くビートルサイクロプスとの距離を取っていく。

「お前、何者なのさ? 答えてもらうよ」
「俺はダーククライムで一番の剣豪、ビートルサイクロプス様だ! 小僧、覚えておくといい」

ビートルサイクロプスはそう言うと、恭文の周りに戦闘員を取り囲ませた。
そして、戦闘員が手にした刀を恭文に振り下ろしていく。
しかし、恭文はアルトアイゼンの鞘で戦闘員達の刀を防ぎ、アルトアイゼンで戦闘員を斬りふせていく。


「貴様ぁ!! 何者だ!?」
「あれ、名乗ってなかったっけ? まぁ、いいや。 僕は通りすがりの魔導師だよ! 覚えておけ!!」

恭文が力強く名乗るとまた戦闘員が恭文に斬りかかっていく。
しかし、すぐさま斬りふせられた。

「そろそろ、あんたが相手になったらどうなのさ」
「そうだな。 俺が貴様を殺してやろう」

そう言うと、ビートルサイクロプスは恭文に上段から斬りかかっていく。
しかし、恭文はそれをかわすと下段からアルトアイゼンを振り上げた。
ビートルサイクロプスはその斬撃にたじろいでしまい、バランスを崩した。

「今だ! 行くよ、アルト!!」
《はい、マスター》

そう言うと、恭文はアルトアイゼンの刀身に蒼い魔力の膜を張っていく。
これが、恭文の切り札への布石でもある。
ビートルサイクロプスは恭文が切り札を使う前に殺してしまおうと慌てて斬りかかっていく。

「鉄輝・・・」

恭文もビートルサイクロプスに駆け寄っていく。
そして、鞘に収めていたアルトアイゼンを抜き放った。

「一閃!!」

恭文が振るったアルトアイゼンがビートルサイクロプスを真っ二つにした。
恭文はビートルサイクロプスを倒すとアルトアイゼンを待機状態に戻した。

「ねぇ、アルト。 あいつ、何だったんだろうね?」
《さぁ。 どうやら、この世界はああいった怪物がいるのだと考えた方がいいみたいですね》

相談し終わった恭文の視線の先にスバルと梨杏がいた。

「えっと、スバル?」
「ん? どうして、あたしの名前を知ってるの??」

恭文はスバルにそう尋ねられると少し考えてから自分のことを話し始めた。


「えっとね、僕は別の世界から飛ばされてきたんだ・・・ それで・・・」
「君がいた世界であたしと付き合いがあったんだね。 えっと、あなたの名前は何て言うの?」

スバルに名前を聞かれると恭文はその言葉に答えた。

「僕の名前は蒼凪恭文。 で、デバイスの名前はアルトアイゼンって言うんだ」
「じゃあ、恭文にアルトだね!」

スバルがアルトアイゼンをアルトと呼んだ瞬間、アルトアイゼンがそのことに文句を言っていた。


《すみません、スバルさん。 いくら、異世界のあなたとはいえ、私のことをアルトと呼ばれては困ります。 私をアルトと呼んでいいのはマスターとグランドマスターだけですから》
「そっか。 ごめんね、アルトアイゼン」


アルトアイゼンは元々、恭文の師匠であるヘイハチ・トウゴウ氏のデバイスであり、恭文とはある事件をきっかけに絆を深めた。
そのため、自身の愛称を呼ばせる人間を限定しているのである。

「ところで、恭文くんは何でこの世界に飛ばされたの?」
「えっと、あるロストロギアを探していて、そのロストロギアにこの世界へ飛ばされたんです」

恭文は梨杏の質問に丁寧に返事をしていく。
梨杏はそんな恭文を見て、少し微笑んでしまうのを感じていた。

「そうなんだ。 恭文くん、わたしの名前は梨杏、彩坂梨杏だよ。 よろしくね」
「よろしくお願いします、梨杏さん」

恭文と梨杏の会話を聞いていたスバルがふとある疑問を口にした。

「ねぇ、恭文。 どうして、梨杏には言葉づかいが丁寧なのさ?」
「えっ、だって僕より年上でしょ?」

恭文の言葉に梨杏は自分の年齢を明かしていく。

「わたしはスバルと同じ17歳だよ」
「じゃあ、僕より2つ年下なの? 全然見えないよ!?」

梨杏は恭文の言葉に少し照れていた。
恭文はスバルと梨杏にこの世界について聞くことにした。

「ねぇ、梨杏、スバル。 この世界ってどんな世界なのかな?」
「どんな世界ってどういう意味なの、恭文?」
「えっと、僕は別の世界の人間じゃない。 でも、元の世界に戻る方法も今は分からない。 だから、この世界について理解してからやれることをしようと思ってさ」

恭文の言葉にスバルも梨杏も微笑んだ。
そして、恭文にこの世界について説明することにした。

「この世界はね、ガイアセイバーズっていう組織があって、いろんな人達が助け合ってるの。 というか、あたしにはうまく説明できないよ。 恭文の目で見てみたらいいんじゃないかな」
「それもそうだね。 じゃあ、ガイアセイバーズの基地に案内してくれるかな?」

スバルと梨杏は早速恭文をガイアセイバーズ基地へ案内することにした。


「ビートルサイクロプスがやられましたか・・・ 異世界からの魔導師の少年ですか・・・ 厄介ですね・・・」

ダーククライムの本拠地、ダークホライズンではトライバル・エンドが次の作戦を練っていた。

「それでは、私が新たに造ったスタッグビートルサイクロプスを使ってみてはいかがでしょう?」
「スタッグビートルサイクロプス? そのサイクロプスはどんな能力を持っているのですか??」

トライバル・エンドに話しかけたのはハイドである。

「このサイクロプスには奇械人の人間乗り移りの術が使えるようにしてあります。 さらに、例の少年ですが・・・ やはり、あのロストロギアが絡んでいるようですね」
「そうですか・・・ なら、彼について調べてから作戦に移りましょう・・・」

そう言うと、トライバル・エンドはその場から姿を消した。

数日後、ガイアセイバーズ基地に一人の査察官が訪れた。
彼はゆっくりと基地の中を歩いていく。

「本郷・・・ あの査察官、怪しくないか・・・」
「確かにな。 探りを入れるか」
「なら、茂に任せた方がいいですね。 茂は俺達よりも相手に警戒心を与えませんからね」

査察官を見た本郷猛と一文字隼人、風見志郎は自分達が感じた違和感を確かめるためにある罠を仕掛けることにした。

本郷達から連絡を受けた城茂は早速査察官に近づくことにした。

「よぉ。 あんたが今回の査察官さんかい?」
「えぇ、そうですよ。 あなたは?」

査察官の問いかけに茂は自分の名前を名乗った。

「俺は城茂。 おっと、握手はこのままで頼むぜ。 でねぇと、あんたを丸焦げにしちまうからよ」
「そうですか。 私は西城義晴。 よろしくお願いします、城さん」

そう言うと、義晴は茂と手袋ごしに握手を交わした。
それから、茂の案内の下、義晴はガイアセイバーズ基地を査察していった。
その途中で、恭文を見かけた義晴は恭文の下へ向かった。

アイキャッチA(バリアジャケットをセットアップした恭文)
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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION 彩坂梨杏(ep4~9)

彩坂梨杏(あやさか りな)(ep4~9)

イメージCV 平野綾

身長163cm 体重52.5kg B90 W54 H88
黒髪のロングヘアー

零次と同じ東山学園に小学校の頃から通っている。
幼い頃は空手を学び、中学に入った頃からボクシングを習い始めた。
高校に通い始めてから女子ボクシング部に入部して、さらにボクシングに磨きをかけた。
高校2年になってからプロのライセンスを取り、プロボクサーとしてデビューした。
ファイトスタイルはパンチ力を活かしたインファイトで闘っている。

女子ボクシング部に所属していて、部員との練習に励んでいる。
実はプロボクシングのライセンスを持っていて、デビュー戦ではライバルの神宮寺まどかと激しい試合を繰り広げた。

趣味は料理とゲームをプレイすること、ボクシングの練習である。
元々、凝り性な梨杏は一つのことに興味を持つと自分の納得するまでこだわるところがある。
ちなみに、和洋中のたいていのものなら自分で作れるようになった。

ガイアセイバーズ所属後は受付嬢として働き、ガイアセイバーズ女性隊員で構成された団体、ガールズインパクトのメイン選手の一人となる。

プロボクシングの戦歴

1戦 0勝 1敗
キャラ紹介 | コメント:4 | トラックバック:0 |

コメントについて

皆さん、どうもですよ♪♪
ひらひらです♪♪

今回の記事はコメントに記事と関係のない小説を載せたりするのは止めてほしいということです。
コメントには記事の感想を書いてくださいね。

小説を投稿したいならある程度形にしてからメールにて相談してください。

なので、今後は記事と少しも関係ないコメントをされた場合は削除させていただきます。

また、チャットルームを封印させていただきます。
理由はしばらくはチャットできないと思うからです。(更新や他サイトの閲覧、レポート作成などで忙しくなりますので・・・)

というわけで、皆さん、ご協力お願いいたしますね。

ひらひらでした♪♪


日記 | コメント:1 | トラックバック:0 |

スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-9 ガールズインパクト始動

スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-9 ガールズインパクト始動

天道総司が宣言した、ガイアセイバーズ女性隊員で構成された打撃系格闘技団体、ガールズインパクトが活動を開始した。
公開トレーニングを行っただけの話ではあるが・・・

「それにしても、ガールズインパクトを創るって言った時の反響は凄かったねぇ・・・ まぁ、反対意見も多かったけどね・・・」
「そうですね・・・ でも、天道さんは軌道に乗れば一般からもスタッフや選手を募集するって言ってたじゃないですか」

梨杏の言葉に洋子はサンドバックを叩くのを止めて、頷いていく。
そう、ガールズインパクトはある程度軌道に乗れば、一般からの選手やスタッフを受け入れるつもりでいる。

「でも、梨杏。 あたし達も参加していいの?」

スバルは梨杏に尋ねていた。
自分達は正式なガイアセイバーズの隊員ではなく、あくまで臨時隊員だと主張しているのである。

「それは関係ないんとちゃうかな? っていうか、なのはちゃんらはガイアセイバーズの隊員でもあるわけやから部下のスバルちゃんらも隊員扱いしとるんとちゃう??」
「そう言われてみればそうだね。 スバル達はもうガイアセイバーズの隊員だしね。 お給料ももらったでしょ?」

梨杏は最近、スバルから呼び捨てで呼んでいいと言われてからスバルのことを呼び捨てしているのだ。
スバルは梨杏の言葉に笑みを浮かべながら首を縦に振っていく。

「でも、わたしね、一度スバルと闘ってみたかったんだ! あっ、魔法とかじゃないよ、格闘技で試合したいってことかな」
「それはあたしもだよ、梨杏。 あの試合見てから、ずっと梨杏と闘ってみたいって思ってたの。 喧嘩とかじゃなくてさ・・・ スパーリングだっけ?」

スバルの疑問混じりの言葉に梨杏は頷いていく。
スバルも地球に来てから梨杏や彩、零次達から地球の文化を学んでいるがまだまだ拙いようだ。

「合ってるよ、スバル。 でも、スバルもだいぶん地球の文化に慣れてきたんじゃない?」
「そうだね、だいぶ慣れたかも。 でも、まだまだ慣れないことも多いよ」

スバルの言葉に梨杏は少し笑みを浮かべた。

「スバルもりーちゃんも強いからね。 ボクも二人と試合したいよ」
「あたしもだよ、アーヤ。 アーヤは強いからね」

スバルは彩の言葉に答えると人懐こい笑みで彩を見た。

「三人の願いが叶うわよ。 今度ある、ガールズインパクトの初回興行で三人のうちの二人にはセミファイナルで試合をしてもらうからね」

スバル達が話していると加奈が自動走行型車椅子に乗って、ガールズインパクトのジムまでやってきた。
加奈はガイアセイバーズでは事務や営業管理、武器管理などの裏方の仕事をしている。
しかも、加奈はそのトップである。

「スバルちゃんはとっても強いってお姉さんから聞いたし、梨杏ちゃんはまどかちゃんとの試合があってか2戦目の申請がないままだし・・・」

梨杏は加奈の言葉に少し俯いてしまった。
梨杏としては、早く試合をしてまどかに追いつきたいという想いがあるが他の選手が渋っているとも噂されている。

「わたし、スバルとやりたいです!」
「あたしも梨杏と勝負したい!!」

スバルと梨杏の気合い十分な様子を見て、加奈は静かに微笑む。
そして、二人の前に書類を差し出す。

「じゃあ、二人ともこの書類にサインしてちょうだい。 そうしてくれれば、私が試合の準備は進めておくわ」

加奈はスバルと梨杏が書類にサインしたのを見て、車椅子を走らせながらジムを後にした。

零次はマッハアクセルを走らせていた。
妙な電波をキャッチしたからである。

「妙だな・・・ 俺に場所を指定してきたはずなのに・・・」

零次が向かっているのは零次の家の近くにある河原だった。
零次は河原に着くとマッハアクセルから降りて、辺りを見回した。

「俺を呼んだ奴、いるんだろ! 出てこい!!」

零次の言葉に黒い身体の怪物が姿を現した。

「てめえは何者だ!?」
「アダム・・・ イヴ、貴様を破壊するものだ・・・」

アダムはそう言うと、左腕をバズーカ砲に変形させ、イヴに向けて発射した。
なんとか、かわしたものの爆風にイヴは吹き飛ばされてしまった。

「ぐあっ・・・」
「イヴ、破壊する・・・」

アダムは左腕を元に戻すとイヴに接近し、左右のパンチを叩き込んでくる。
イヴはその威力に体勢を崩すと転がりながらアダムとの距離を取った。
そして、反撃の右ストレートをアダムの胸に叩き込んでいく。

「硬ぇな・・・ 何なんだよ、こいつ・・・」
「私はアダム・・・ 貴様を死へ誘うもの・・・」

アダムの女性のような声にイヴは一瞬動揺してしまった。
そこをアダムに突かれ、刀に変形させた右腕で袈裟懸けに斬られた。
しかし、すぐに体勢を整えるとエネルギーを右手に集中して、アダムの身体に渾身のパンチを叩き込んだ。

「くっ・・・ イヴ、私はトライバル・エンド様からの帰還命令で退くが次こそは必ず破壊する・・・」
「待ちやがれ!!」

イヴはアダムを追おうとしたが高速で飛び去ったアダムを追うことはできなかった。
仕方なく、変身を解くと零次はガイアセイバーズ基地へ戻るために再びマッハアクセルを走らせた。


ガールズインパクトの初興行の日がついにやってきた。
選手となるガイアセイバーズ女性隊員は皆、緊張しているようだ。
梨杏とスバルも同じであった。

「なんか、緊張するね。 梨杏は緊張しないの?」
「ううん、緊張してるよ。 やっぱり、人の前で試合をするっていうのは慣れないよ」

梨杏とスバルは自分達の控え室の前で話している。
同じ部隊の仲間とはいえ、今回は選手同士なので全員一緒の控え室というわけにはいかないのだ。

「けど、わたしは負けないよ、スバル」
「あたしもだよ、梨杏」

二人はそう言うと、自分の控え室へ入っていった。

「天道さん、ガイアセイバーズに脅迫状が来たって本当ですか!?」
「あぁ、そうだ。 内容はガールズインパクトとガイアセイバーズの解散を要求するものだった」

ガイアセイバーズに送られた郵便物の中に紛れ込まされて、脅迫状が入っていた。
内容は天道が話した通りで送り主は書かれていなかった。

「それで、送り主は何者なんですか?」
「おそらくは反ガイアセイバーズ組織のどれかだろう。 もちろん、ガールズインパクトもガイアセイバーズも解散などさせない」

ガールズインパクトは実のところ、政府が防衛費の1/4を払っていたのだが、それを支払うことを渋ってきた。
ならば、自分達でガイアセイバーズの運営費を稼いでしまおうと天道は考えたのである。

「ガールズインパクトはガイアセイバーズの組織運営のためと女性隊員が強くなることで男性隊員達を奮起させるために作られたから解散させられないんですね」
「その通りだ、加奈。 そして、犯罪者の脅しに屈するようでは地球など守れん。 だから、反ガイアセイバーズ組織の計画を正面から叩き潰す」

今、総監室で話しているのはガールズインパクトのトータルマネジメントに就任した大滝加奈である。
加奈はガイアセイバーズでは組織運営の中枢である総合管理課のチーフも務めている。

「あぁ、既に正木に連絡してウィンスペクターとソルブレインを動かしている。 お前はガールズインパクトの興行を無事に成功させてくれ」
「分かりました、天道さん。 いえ、総監」

加奈は車椅子の上で敬礼をしてから総監室を後にした。


ガールズインパクトの興行が始まった。
試合は順調に進み、ついにスバル達の試合、セミファイナルまで来た。

「いよいよかぁ。 梨杏はきっと凄く強いんだろうなぁ。 あたしのシューティングアーツの基礎がどこまで通用するかだよね。 頑張るぞぉ!!」
「スバルちゃん、調子よさそうやね。 せやけど、うちがスバルちゃんのお姉ちゃんと試合するっていうのに気にならんの?」

スバルは洋子の問いかけに少し深呼吸をしてから答えた。

「心配はしてますよ。 でも、ギン姉はあたしよりも強いから洋子さんに勝っちゃったりするんじゃないかなって思ってるんです」
「そら、また偉い自信やね。 自分のことやないのにここまで言えるっていうのも凄いわ」

洋子は感心したように呟きながらスバルを見た。
そこへ、呼び出し係になった整備部の女性隊員がスバルを呼びに来た。

「あっ、はーい! じゃあ、洋子さん。 ギン姉との試合頑張ってくださいね!!」
「スバルちゃんも梨杏ちゃんとの試合、頑張りや!!」

洋子は笑顔でスバルを控え室から送り出した。

一方、梨杏の控え室ではギンガと梨杏が話していた。

「あのね、梨杏ちゃん。 スバルのことで少し話したいことがあるんだけどいいかな?」
「スバルのことならスバルから聞きます。 今、スバルが話してくれないんだったら、それは今は聞いてほしくないことだと思うんです。 だから、今は聞きません」

梨杏の言葉と表情にギンガは梨杏の言いたいことが分かったのか、その話はしなかった。

まずは、スバルがリングアナを務める柊瑞枝に呼ばれ、花道からリングまで向かった。
そして、リングインをしていく。
次に、梨杏がリングインしていくとレフェリーを務める宇崎ランが二人をリング中央へ呼んだ。

ちなみに、瑞枝はアサルトフォースの隊員で、ランは獣拳戦隊ゲキレンジャーの一員でもある。

「二人ともクリーンなファイトをしてね」
「はい!!」
「もちろんです!!」

ランの言葉にスバルと梨杏が勢いよく答えるとランは二人を自分のコーナーに戻した。

洋子はギンガの控え室にいた。
加奈に呼ばれたのである。

「それで、加奈。 会場の中に反ガイアセイバーズ組織の犯罪者が潜り込んだのはほんま?」
「えぇ、本当よ。 今は会場の駐車場にいるわ。 二人は素早く片付けてくれないかしら?」

加奈の言葉に洋子もギンガも頷いていく。

「ありがとう、洋子、ギンガちゃん。 気をつけて」

洋子とギンガはすぐに駐車場へ向かった。

駐車場にはハンドガンやマシンガンを持った男達がいた。

「ギンガちゃん、魔法使ってもええから手早く片付けるで!!」
「分かりました!!」

そう言うと、ギンガは男達の前に飛び出した。
男達はすぐさまギンガに向けて、手にした銃を乱射した。

「トライシールド!!」

ギンガはその銃弾をシールド系の魔法であるトライシールドで防いだ。
そこへ、洋子が男達の手元に銃弾を撃ち込んだ。

「あんたら、観念しぃ!! あんたらの負けや!!」
「まだ、負けてなんかいねぇ! 会場に仕掛けた爆弾が爆発すればお前らも終わりだ!!」

男達の一人の言葉を聞いて、洋子はすぐに加奈に報告した。
そして、ギンガが男の首筋に手刀を叩き込んだり、腹にパンチを叩き込んだりして気絶させた。

洋子の報告を受けた加奈はすぐさま爆弾の捜索を指示した。
その指示を受けて、ソルブレイン隊長、西尾大樹とウィンスペクター隊長、香川竜馬はそれぞれの部下に命じていった。

「竜馬先輩、様子が変ですよ。 いくら、ガイアセイバーズを潰すためとはいえ、ただ関係のない人達を殺すことに意味はないはずです」
「確かに。 もしかしたら・・・ 大樹、ガイアセイバーズの基地に急ぐぞ!!」
「はい!!」

竜馬と大樹は会場を飛び出して、ガイアセイバーズ基地へ急いだ。


アイキャッチA(道路を走るソルギャロップとナイトカスタム)
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