ひらひらの仕掛け屋敷

このブログはアニメや特撮、漫画についてのコメントやオリジナル女子格闘技小説を掲載したりしますよ♪♪

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同人誌の小説が完成しました♪♪

皆さん、どうもです♪♪
ひらひらです♪♪

以前、言っていた同人誌ですが掲載用の小説が書けましたので報告しますね♪♪

今回はスーパーヒーロー作戦とLove UnderGround Boxingとアンケートファイトの小説を書きました♪♪

あとはあとがきを書くだけなので注文をそろそろ取ろうかと思いますよ♪♪

内容としましては、A4でページ数は45~50です♪♪


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第6回アンケートファイト アンケート開始

皆さん、どうもですよ♪♪
ひらひらです♪♪

今回は第6回アンケートファイトのアンケートを開始しようと思いますよ♪♪
下記の項目の中から読みたいと思うものに投票してくださいね♪♪
投票期間は本日から2週間くらいの間ですよ♪♪

それでは、投票してくださいね♪♪

ひらひらでした♪♪


第6回アンケートファイト アンケート項目


1.クロ(黒神)VS結(セキレイ)
対戦方法:ボクシング


2.佐天涙子(とある科学の超電子砲)VS御坂美琴(とある魔術の禁書目録)
対戦方法:キックボクシング


3.スバル・ナカジマ(魔法少女リリカルなのはStrikerS)VSギンガ・ナカジマ(魔法少女リリカルなのはStrikerS)
対戦方法:総合格闘技


皆さん、投票よろしくお願いしますね♪♪
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なにわんGP♪♪

皆さん、どうもですよ♪♪
ひらひらです♪♪

9月4日に開催されるなにわんGPにひらひらも参加しますよ♪♪
関西の女子ボクシングならびに女子格闘技ファンの皆さんといろいろ話したいと思っています♪♪

詳しくは下記URLのブログまで
http://nwgp.blog112.fc2.com

ひらひらでした♪♪

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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-22 「少年の想い」

スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION Episode-22 「少年の想い」

キャットサイクロプスを撃破した零次は相変わらず訓練と学業づくめの日常を過ごしている。

「けど、零次。 あんた、最近何か吹っ切れたわよね?」
「あぁ。 ティアナの言葉のおかげだよ」

零次がそう言うと、ティアナは少し顔を赤らめながら話し続ける。

「うっさいわよ! それより、あんた、スバルと勝負するとか約束したんだって?」
「確かにしたけどリップサービスみたいなもんだぜ。 スバルがあんな性格でも真に受けることはねぇだろ?」

零次はそう言って笑っているがティアナは微妙な表情をしている。

「(間違いなく真に受けてるわよ・・・ あの子、ミッドに戻る前に戻ってきたらあんたと戦うんだって嬉しそうに話してたんだから・・・)」

実は、スバルがミッドチルダに治療しに行く前にティアナにこんな話をしていたのだ。

「ねぇ、ティア」
「何よ?」
「零次にあたしが帰ってきたら勝負しようねって言ってたって伝えといてくれない?」

ティアナはスバルの言葉に耳を疑った。
身体がぼろぼろになり、治療しにいく人間の言う台詞ではないと感じたからだ。

「あんた、零次と本当に勝負するつもりなわけ?」
「もちろんだよ! だって、零次と約束したもん!!」

ティアナはスバルの力強い言葉と表情に何を言っても無駄だと理解したのか、文句を言うのを止めた。

「分かったわよ。 伝えとけばいいんでしょ」

ティアナは零次に降りかかった苦労に同情していた。

零次はティアナと梨杏ととも東山学園に登校していく。
ティアナは前回の任務で終わると思っていた学生生活に戸惑いつつも嬉しそうにしている。
梨杏もティアナや今は治療のためにミッドチルダに帰っているスバルと引き続き学校に行けるということが嬉しくてたまらない様子である。

「梨杏、あんた、ずいぶん嬉しそうね」
「えっ? だって、ティアナさんやスバルと一緒に登校できるなんて嬉しいもん!」
「どこのスバルよ・・・」

ティアナはそう言いつつ、少し照れていた。

三人が校門を通りすぎた辺りに零次のクラスメートの中村がいた。
零次はティアナと梨杏に先に教室に行ってもらい、中村の下へ駆け寄った。

「よう、沢井。 ナカジマは無事か?」
「あぁ、なんとかな。 これからちょっと治療に行ってくるらしいけどな」
「あっそ・・・」

中村は零次の言葉にそう言うとそのまま校舎へ入っていった。

授業が始まると零次はまた考え事をしていた。

「(さっきの中村、変だったよな・・・ いくら、知り合いでもスバルのことだけを聞くために俺より早く学校に来てるなんてよ・・・ ひょっとして・・・)」
「・・・い。 ・・・わい。 沢井!!」
「は、はい!!」

零次は自分が考え込んでいる間に国語の教師に呼ばれていたことに気づいていなかった。

「沢井、先生の授業はそんなつまらないか・・・?」
「いえ、そんなことは・・・」

零次のしどろもどろな言葉に教師の怒りがさらに大きくなった。

「だったら、ちゃんと聞いとけ! いいな!?」
「はい・・・」

零次は教師に反省の意を見せ、謝った。

「なら、いい・・・ 座れ・・・」

教師は零次を座らせると別の生徒を指名した。

そして、放課後になり、零次は中村を屋上へ呼び出していた。

「何だよ、沢井?」
「なぁ、中村。 最近、好きな奴でもいんのかよ?」

零次の質問に中村は一瞬動揺した後、取り繕うとしていく。

「やっぱりなんだな。 だから、あんなこと聞いたんだろ?」
「だったら、悪いかよ・・・ 俺はナカジマが好きだよ・・・ お前はどうなんだよ?」

零次は中村の質問に首を横に振った。

「俺はダチとしてはスバルのことが好きだ。 けど、あいつに恋愛感情はねぇよ」
「それはお前が仮面ライダーだからか・・・?」

零次は中村の言葉に驚きを隠せなかったが零次は落ち着いて中村に何故自分の正体を知ってるのかを尋ねた。

「なぁ、中村。 何で、俺の正体を知ってる?」
「俺が新聞部に所属してることは知ってるよな?」

零次は中村の言葉に頷いていく。
中村は新聞部に所属しており、様々なスクープ写真を撮ってきている。

「つまり、新聞部は俺達のことを嗅ぎまわってたってことか?」
「違ぇよ・・・ そのことは俺一人の独断だ・・・ 俺はただ今起きてることの真相が知りてぇだけだ・・・」
「危険だとしてもかよ?」「あぁ・・・ 危険だとしてもだ・・・」

零次は中村の表情にそれ以上何も言えなかった。

「俺がナカジマに惚れたのはあいつが一生懸命人を助けてるとこを見ちまったからだ・・・」
「そっか・・・ だったら、俺は何も言わねぇよ・・・」

零次はそう言うと屋上を後にした。

零次はティアナと梨杏をセイバーズベースの食堂に呼び、中村と話したことを相談していた。

「つまり、あんたはその中村って奴の話を聞いて、スバルとの仲を取り持ってやりたいってわけね?」
「あぁ。 そのつもりだ」

零次の言葉にティアナは少し考えてから自分の意見を話した。

「あたしは正直反対よ・・・」
「何でなの、ティアナさん? わたしはいいと思うんだけど」

ティアナは梨杏の言葉に首を横に振りながら答えていく。

「梨杏の言いたいことも分からないでもないわ・・・ けど、魔法のことはこの世界の人には極力バレないようにしないとダメだし、それにそいつがほんとにただの新聞部なのかも分からない・・・」

ティアナの言い分も零次と梨杏には理解できる。
しかし、梨杏はティアナに自分の想いを話していく。

「でもね、ティアナさん。 中村くんのこと信じてみてもいいんじゃないかな・・・」
「俺もそう思うぜ。 なんなら、ティアナの幻術や射撃魔法を見せちまえばいいだろ。 それで、どんな反応を見せるかでスバルに会わせるかを決める。 どうだ?」

零次と梨杏の言葉にティアナはため息を吐きつつ、自分の考えを話していく。

「なら、あたしなりのやり方で話をつけるわ。 いいわね?」
「あぁ、いいぜ」

零次はティアナの言葉に答えていく。

そして、翌日の放課後、ティアナ達は中村に話し、河原にいた。

「ランスター、ここで何すんだよ?」
「あんたが本気でスバルのことを好きなのかを確認させてもらうのよ」
「何で、お前がそんなことすんだよ?」

ティアナは中村の問いかけには答えず、自身のデバイスであるクロスミラージュに話しかけていた。

「クロスミラージュ、結界張れる?」
『もちろんです、Sir』

クロスミラージュが結界を展開するとその場の雰囲気が変わった。
中村はそのことに驚き、辺りを見回していく。

「いったい、ここはどこなんだよ?」
「ここは結界の中よ。 これが魔法の一種よ」

中村はティアナが話しかけてきたのでそちらに視線を向ける。
すると、ティアナはクロスミラージュの銃口を中村に突きつけていた。

「何のまねだよ、ランスター・・・」
「あたしは魔導師っていう魔法使いみたいなもんなのよ。 どういう意味か、分かるわよね?」

ティアナの凄みのある言葉に中村は息を飲んだ。
しかし、ティアナの表情に中村はティアナが言いたいことを悟った。

「つまり、ナカジマもランスターと魔導師ってわけか?」
「そうね・・・ それで、どうするつもり?」
「ランスターが言いたいのは、俺がダーククライムっつう組織に報告したり報道機関に密告したりするつもりかってことだよな?」

中村の言葉にティアナは静かに頷いていく。
しかし、銃口はしっかりと中村を捉えている。

「だったら、撃てよ・・・ 俺はそれでもお前らのことを誰かに言うつもりはねぇ・・・ 俺はただ、真実が知りたい、いや、俺が知らないことがあるのが許せねぇだけだ」
「分かったわよ・・・ けど、スバルがどんな存在でも愛せるわけ? もし、中途半端な気持ちでスバルを傷つけるならあたしはあんたを許さない・・・」

ティアナの言葉に中村はゆっくり頷き、答えていく。

「あぁ・・・ 俺はナカジマが化け物だろうがロボットだろうが何だろうが愛してんだよ」
「あんた、馬鹿? あの子はあんたが考えてるより子供よ。 だいたい、人の話もろくに聞かないし」

中村はティアナの言葉に少し笑ってしまう。
そんな中村の態度が気になったのか、ティアナは中村に詰め寄っていく。

「何よ? 何笑ってんのよ??」
「いや、ランスターがナカジマのお袋さんみたいでな」

ティアナが詰め寄ると中村は自分が感じたことを話していく。

「それに、いい加減スバルのことを『ナカジマ』って呼ぶの、止めなさいよ。 スバルの姉妹はあと5人いるのよ。 紛らわしいでしょ」
「なら、スバルって呼ぶことにするさ」

ティアナの言葉に中村も返事をしていく。
しかし、中村は獣の匂いを感じていた。

「ランスター! この辺、何かいるぞ!!」
「分かってるわよ! 零次!!」
「あぁ! 変身!!」

零次はイヴに変身し、ティアナはバリアジャケットをセットアップしていく。
そして、草むらから出てきた獣と対峙する。

「キャットサイクロプス!? 何で奴が生きてる!?」

イヴの疑問はもっともである。
キャットサイクロプスは前回の戦いで完全に撃破したはずなのだ。
それなのに、今、目の前にいてイヴとティアナを見て、唸っている。

「キャットサイクロプスは普通のサイクロプスとは違って2つの命を持っている・・・ 一つ目の命がなくなっても2つ目の命があるというわけだ・・・ だが、その2つ目の命は以前の個体と比べて能力も知力も著しく劣化する・・・」

イヴの疑問に灰色の怪物が答えた。
イヴはその灰色の怪物に何故か見覚えがあった。

「てめぇは何なんだ?」
「俺はロキ・・・ マスタークラウンの一人であり、貴様のことを改造した一人さ・・・」

ロキの言葉を聞き、イヴは右の拳を力強く握り締めた。
そして、ロキに殴りかかろうとしていく。
しかし、そこへ銃弾が撃ち込まれた。

「誰だ!?」
「動くなよ、イヴ。 そいつは俺の獲物だ」

零次の足下に銃弾を撃ち込んだのは銃を手にした中村だった。
そんな中村を見て、ロキは何かを思い出したように呟いた。

「そうか・・・ 貴様は識別番号121、シンか・・・」
「そうだ。 貴様にすべてを奪われ、復讐を誓った男だ」

そう言うと、中村、いや、シンは手にした銃でロキを狙い撃っていく。
しかし、ロキは自分の周囲に真空を作り出すとその銃弾を無力化した。

「貴様!!」

シンは近くに置いていた鞄からブラスターを取りだし、エネルギー弾を撃ち込んでいく。

「おい!!」

イヴはそう言いながらロキに攻撃をしようとするがロキはそれをかわし、姿を消した。

イヴは変身を解除するとシンに詰め寄っていく。

「どういうことだ、中村? お前、いったい何者なんだよ?」
「零次、俺はダーククライムの尖兵、デスソルジャーとして造られた男だ」

アイキャッチA(シン、ブラスター銃を構えている)
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彩坂梨杏VS三崎陽菜

彩坂梨杏VS三崎陽菜

梨杏は今、Love UnderGround Boxingの団体に身を寄せている。
いったい、なぜ、梨杏がLove UnderGround Boxingの団体にいるのかということから話していこう。

「えっ・・・ まどかが失明したってほんとなんですか・・・?」
「本当のことよ・・・」

梨杏はガールズインパクトの応接室でトータルマネージャーの大滝加奈からできれば聞きたくない事実を聞かされた。
加奈もその表情から話すべきではなかったと悟った。

「嘘・・・ですよね・・・」
「嘘じゃないわ・・・ 神宮寺まどかは二度とボクシングなんてできない・・・ というより、もう光を見ることすらできない・・・」

梨杏は加奈の表情から今聞いたことを認めるしかないと思い知らされた。
そして、思わず、ガールズインパクトのジムから飛び出し、まどかのいる病院へ向かった。

まどかの病院に着いた梨杏は静かに入っていく。

「あら、誰か来たの? パパ??」
「違う・・・よ・・・ 梨杏だよ・・・」

まどかは梨杏の声が聞こえるとその方向へ顔を向けた。

「梨杏なの・・・ もしかして、あたしを笑いに来たの・・・」
「違う・・・ まどかの様子を見に来たの」
「様子って・・・ ご覧の通り、もうあたしはボクシングはできないしあんたの顔も見えない・・・」

まどかのおどけたような話し方に梨杏は戸惑いを隠しきれなくなり、声を荒げてしまった。

「何言ってんの!? もう、ボクシングもできないんだよ!!」
「んなこと、あんたに言われなくても分かってるわよ!! それとも何!? 対戦相手を恨めって言うの!!?」

まどかの言葉に梨杏は息を飲んだ。
まどかも少し落ち着いてから話を続けていく。

「あたしはあのチャンピオンとの試合は後悔してない・・・ だから、この話は終わりよ・・・」
「うん・・・」

梨杏にはまどかの覚悟に対して何も言えなかった。

「でも、あんたは続けなさい・・・ あたしがいなくてもボクシングはできるわ・・・」
「けど・・・」
「まっ、あんたのことはあんたに任せるわ・・・ けどね、あたしを言い訳にボクシングを辞めるなんて許さないから・・・」

梨杏はまどかの言葉に俯いてしまった。
まどかは梨杏の様子が見えていないにも関わらず、梨杏の様子が分かっているようにため息を吐いた。

梨杏は決断が下せず、街をふらついていると自身が通う桜東(おうとう)高校でのクラスメートである三崎陽菜であった。
陽菜が入っていったのは寂れた映画館だった。

「陽菜ちゃん? どうしたんだろ??」

梨杏は陽菜のことが気になり、映画館の中へ入っていった。
劇場に入った瞬間、梨杏の目に映ったのはリングとその上で闘う上半身裸の少女達だった。

「えっ、どういうこと!?」
「プロボクサーの彩坂梨杏さんが何か用かしら?」

梨杏はリングの上の光景に驚き、自分の背後を取った女性に気づかなかった。

「あ、あなたは?」
「ニーナ・フランツ、ここのオーナー兼選手よ」

ニーナの言葉に梨杏は疑問をぶつけていく。

「ニーナさん。 あれは何なんですか?」
「あれ? あぁ・・・ 梨杏さんは知らないかしら、レズボクシング??」

梨杏は初めて聞いた言葉に首を横に振ることで答えた。

「そう・・・ 平たく言えばエッチなこともできるボクシングよ・・・ ここでは表のボクシングで満足できなかった子や女の子と乱れたい子なんかが参加しているわ・・・」

梨杏はニーナの言葉に少し考えるような表情をした。
ニーナはその表情を見て、話を切り出していく。

「あなたも参加してみない? あなたなら最初から高いランクの相手との試合が組めるわ・・・ それとも、あなたが闘いたい子がいるかしら??」

ニーナの問いかけに梨杏の脳裏に一人の少女の名前が浮かんだ。

「あの・・・」
「何かしら?」
「ここに三崎陽菜って子はいますか?」

梨杏の言葉にニーナはくすりと笑ってから答えた。

「いるわ。 彼女はここの看板選手の一人よ」
「そうですか」

ニーナは梨杏の言葉に少し思惑めいた笑みを浮かべた。

「まぁ、答えは強制しないわ。 自分で決めてちょうだい」
「分かりました。 失礼します」

梨杏はそう言うと映画館を後にした。

それから数日が経ち、梨杏は自身が決めたことをまどかに話しに来ていた。

「それで、あんたはどうするつもり?」
「わたし・・・ 裏の世界に入るよ・・・」
「そう・・・ つまり、あんたは裏ボクシングに行くってことね?」

梨杏はまどかの言葉に頷いた。
まどかはそんな梨杏の沈黙に自身の想いを語った。

「あんたは何も考えずに殴りあえる環境の方が似合ってるわ・・・ 表のボクシングはマスコミやら協会やら観客やらのことをある程度意識しないといけない・・・」
「うん・・・」
「でも、あたしはあんたとやりあえたからそれにも耐えられた・・・」
「それはわたしもだよ・・・ まどかが入院してからの周りの反応が許せなかった・・・」

梨杏は自分の想いを吐き出していく。

「だから、誰の意思を関係なく強さですべてが決まる世界で戦いたい!!」
「なら、そうしなさいよ。 けど、もっと早くそういう判断をあんたがしてくれてればあたしもそこであんたと何も考えずに殴りあえたのに・・・」

まどかはそう言いながら笑った。
そして、梨杏に背を見せた。
梨杏はそんなまどかを見て、静かに病室を後にした。

それから、梨杏は所属していたガールズインパクトに引退届けを出し、メンバーとの別れを済ませた。
そして、自身が通っていた桜東高校を退学し、本格的に裏ボクシングの世界に入る決意を固めた。

「本当にいいのね? すべてを捨てても・・・」
「はい。 わたしはここで戦いたいんです!!」

梨杏の言葉にニーナは少し考えてから所属の許可を出し、試合を組む準備を始めた。

「それで、あなたなら無条件でAランク認定ができるけど誰かやりたい子はいるかしら?」
「三崎陽菜さんと闘いたいです・・・」

梨杏が陽菜の名前を出すとニーナはファイルの陽菜のページを開けて試合が近々入っていないかを確認していく。
そして、ファイルを閉じてから答えた。

「大丈夫よ。 陽菜ちゃんは試合が入ってないわ」
「そうですか。 ありがとうございます」

梨杏は沸き上がる興奮を隠すようにしながら陽菜との試合が決まったことを喜んでいく。
そんな梨杏の様子を見抜いていたニーナはくすりと笑ってからその場を後にした。

試合が決まり、梨杏が住む部屋が決まった。
そこは会場の近くの高級マンションだった。
梨杏はその部屋に置かれたベッドの上に寝転びながらニーナが言った言葉を思い出していた。

「すべてを捨てて裏ボクシングに賭ける心意気には感心したわ。 そんなあなたにこれから住む場所をプレゼントするわ」
「ありがとうございます・・・」

梨杏の遠慮がちな言葉にニーナはさらに続けた。

「言っておくけど別にあなたのためだけじゃないわよ。 Aランクなんていう高いランクの選手を安アパートになんか住ませられないわ。 私達の体裁にも関わるもの・・・ それに、いくらAランク認定をされていてもあまりに結果が出せないようならランクは降格、住む場所は剥奪されるわ・・・ だから、生活を守りたいなら結果を出しなさいね」

つまり、ニーナが言いたいのは最高級の生活を味わいたければある程度勝たなければならないということだ。
梨杏はそんな生活のことには興味はないが強くありたいと考えているため、ニーナの言葉に頷いた。

そして、与えられた自室でそんなことを考えていると気が滅入ってきたのか、おもむろに立ち上がり、裸のままシャドーボクシングをしていく。

それから数日後、梨杏と陽菜の裏ボクシングでの試合の日がやってきた。
そして、すでに二人はリングに上がっており、相手を見ていく。
しかし、梨杏にはある違和感があった。

「(それにしても、媚薬の効果って凄いなぁ・・・ もう感じ始めてるよ・・・)」

梨杏は裏ボクシングのきまりである媚薬の服用を行い、リングに上がっていた。
しかし、裏ボクシングの経験のない梨杏にとっては足枷のようなものになりつつある。

「二人ともリング中央へ」

レフェリーを務めるニーナの声に梨杏と陽菜はリング中央に近寄っていく。
そして、お互いにむき出しの胸を相手の胸に突きつけるようにしていく。

「陽菜ちゃん、わたし、負けないから! 逝かせてあげるよ!!」
「梨杏ちゃんこそたっぷり逝かせてあげる! 表のボクシングとは違うってこと教えてあげるから!!」

二人はそう言うと何も言わず、相手を強く見つめていく。
そして、ニーナは二人を自身のコーナーへ戻らせていく。

コーナーに戻った梨杏を一人の女性が待っていた。

「あの、あなたは?」
「僕は笹森晴菜。 君の友達の笹森さつきの姉だよ」
「さつきちゃんのお姉さん!? すみません・・・ わたしの勝手な判断で・・・」

晴菜は梨杏の言おうとした言葉に首を横に振った。

「いや、さつきは君の判断を否定したり悲しんだりはしていないよ。 むしろ、君らしいと言っていたよ」
「そうなんですか・・・」
「それと、さつきからの伝言。 『なら、梨杏っちは裏でぼくは表でどちらが先にチャンピオンになるか、勝負っすよ!!』って言ってたよ」
「さつきちゃん・・・」

梨杏はさつきからの言葉に涙を流した。
しかし、涙を拭うと表情を引き締めた。

一方、陽菜のコーナーではセコンドを務める美里と陽菜が梨杏への作戦を立てていた。

「陽菜、あんた、大丈夫なの? あの子、プロボクサーだよね??」
「うん・・・ 本人は元プロボクサーって言ってたけど・・・」

陽菜は梨杏と闘うことに戸惑っているようだ。
美里はそんな陽菜の様子にくすりと笑って頭を撫でた。
陽菜は恥ずかしそうにしながらも受け入れていた。

試合開始のゴングが鳴り、梨杏と陽菜はリング中央へ歩み寄っていく。
そして、梨杏は陽菜の顔目掛けて左右のジャブを放っていく。
しかし、陽菜はそれをかわすと梨杏の胸に左ジャブを数発叩き込んだ。

「んぁっ・・・ んんっ・・・」

梨杏は胸を殴られ、感じたのか、動きが止まってしまう。
陽菜はそんな梨杏の様子を見て、左右のストレートを胸と顔に叩き込んでいく。

「んぶぅ・・・ あふぅ・・・ 陽菜ちゃん、何で、胸を殴るの・・・?」
「梨杏ちゃん、ここのルールじゃ胸や股間を殴ることは許されてるんだよ! っていうか、それがここのルールなんだから!!」

陽菜は戸惑う梨杏に力強く言いきっていく。
梨杏は陽菜の言葉に自分が今闘っている場所を改めて認識した。
そして、陽菜の胸に左右のストレートを打ち返していく。

「(はじめは女の子の胸をわざと殴るなんて躊躇いがあったけどもう躊躇わない!!)」

梨杏は決意を新たにすると陽菜の胸や顔を交互に打ちすえていく。
こうなると、ランクの高い陽菜でも初心者の梨杏を圧倒することは難しくなる。
二人は1ラウンド終了のゴングが鳴るまで殴りあいを止めなかった。

「はぁ・・・ はぁ・・・ 次のラウンドは覚悟してね、陽菜ちゃん・・・」
「はぁ・・・ はぁ・・・ そっちこそ覚悟してよね・・・」

陽菜と梨杏はお互いに相手に向かってそう言ってから自分のコーナーに戻った。
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