ひらひらの仕掛け屋敷

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第1回アンケートファイト小説 フェイト・T・ハラオウンVS高町なのは(10歳Ver)

第1回アンケートファイト小説 フェイト・T・ハラオウンVS高町なのは(10歳Ver)

フェイトとなのはは模擬戦をしようと訓練ベースへ向かい、模擬戦をしようとしていた。
しかし、何か様子が変だ。

「フェイトちゃん、今日はいつもと違う形式でやろうって言ってたけどどうするの?」
「うん、なのは。 今日は私の格闘訓練に付き合ってもらうと思って・・・」

フェイトが少しもじもじしながらなのはに説明していく。

「えっとね、今日は身体強化ありでのボクシングをしようと思ってるんだけどいいかな?」
「いいよ。 私もたまに運動しないと運動神経が切れたままになりそうだもん」

なのはの言葉にフェイトも苦笑していく。
そして、フェイトはバリアジャケットをセットアップしていく。
しかし、いつものソニックフォームに近い格好だがその手には黒色のボクシンググローブがはめられていた。

「フェイトちゃん?」
「せっかくだし、雰囲気出したいなと思って・・・ 駄目だったかな・・・」
「ううん! そんなことないよ!! ただ、ちょっといつもと違ったからびっくりしちゃっただけだよ」

なのははフェイトがしょんぼりしたような表情をしたのを見て、慌てて自分の感想を口にしていた。
フェイトのコスチュームがいつもと違ったことでなのはもどきどきしているのである。

「レイジングハートにもデータを送っておいたからなのはもこんな感じのコスチュームを着れるよ」
「分かったよ、フェイトちゃん。 じゃあ、レイジングハート、セットアップ!」

なのはの掛け声とともになのはの身体にフェイトと同じようなデザインのバリアジャケットが装着されていく。
しかし、いつものバリアジャケットよりも動きやすくするためにわりとスクール水着に近い格好になっている。
ちなみに、フェイトも似たような格好である。

「それで、どうしてこんな勝負しようって思ったの?」
「えっと・・・ それはね・・・」

フェイトがもじもじしながら答えようとすると訓練ベースに入ってきたはやてが答えた。

「それはな、フェイトちゃんが柊早苗さんのキックボクシングの試合を見たからなんよ。 なっ、フェイトちゃん?」
「う・・・ うん・・・」

柊早苗とは最近女子男子問わず、若者に人気のある女子キックボクサーである。
近い内に、タイトルマッチを控えている。
フェイトもそんな早苗に憧れているのだ。
ちなみに、フェイト達は数年後ガイアセイバーズに所属した時に会うのである。

「それで、フェイトちゃんもボクシングやろうって思ったんだね?」
「うん。 駄目だったかな・・・」
「ううん、大丈夫だよ。 でも、私が相手でいいの?」

なのはは自分の運動神経に自信がないのである。

「うん、いいんだよ。 それに、なのはもたまに本格的に運動しないと駄目だよ」
「そうだね・・・ じゃあ、はやてちゃん。 始めてくれる」

なのはがそう言うとはやては手早く試合の準備を進めていく。
レフェリーはなしということにして、フェイト側のセコンドにはアルフとシグナムが、なのは側のセコンドにはヴィータとシャマルが就くことになった。

「ほんなら、試合開始や!!」

はやての掛け声とともにフェイトとなのはの試合が始まった。
フェイトは自分が見ていた早苗のジャブと同じようなモーションでなのはの顔にジャブを叩き込もうとする。
しかし、なのははおっかなびっくりとそのジャブをかわしていく。
フェイトはそんななのはの様子を見て、何かを考えていた。

「フェイトちゃん、どうかしたの?」
「ううん、何でもないよ。 もっと行くよ、なのは」

フェイトはそう言うとさらになのはとの距離を詰め、左右のフックをなのはのガードの上に放っていく。
なのははフェイトの激しい左右の連打に辛そうな表情をしながら必死で耐えていく。
こう見えて、なのはも負けず嫌いなのだ。
なのはも左右のストレートを打ち込もうとするがうまくいかないのか、フェイトにヘッドスリップの要領でかわされてしまう。
しかも、なのはの腕の引き際に左右のストレートやフックを打ち返すことをフェイトは忘れていない。
次第に、なのはは追い詰められていく。
やはり、運動神経の差が二人の勝敗を分けるのだろうか。

「(なのは・・・ やっぱり、私の考えは間違って・・・) んぶぅ・・・」

考え込んでいたフェイトの顔になのはの右ストレートが叩き込まれた。
なのはは徐々にだがボクシングというものに慣れつつある。

「(やっぱりだ。 なのはは物凄く目がいいんだ)」

フェイトはなのはと出会った事件、PT事件の時からひそかに思っていたことがあった。
今回の勝負はそれを確認するためでもある。

「なのは、行くよ!」
「うん、フェイトちゃん!」

フェイトはそう言うと、勢いよく飛び出していき、再び左右のストレートを連打していく。
なのははフェイトの左右のストレートをなんとかかわし、お返しの左右のストレートを放っていく。
フェイトはなのはの左右のストレートをかわしていくが少し余裕がないように見える。
そんな攻防の中、1ラウンド終了を告げるタイマーが鳴った。
フェイトとなのはは自分のコーナーに戻っていく。

「フェイト、どうしたんだい? らしくないよ」
「アルフ・・・ 私ね、疑問があったんだ」

フェイトがそう言うとアルフはフェイトの頬を冷やしながらその話を聞いていく。

「なのははほんとは物凄く強いんじゃないかって」
「何言ってんのさ、フェイト。 なのはは現に魔法戦じゃとっても強いじゃないか」

フェイトはアルフの言わんとしていることに首を横に振って否定していく。

「違うよ、アルフ。 確かになのはは魔法戦でも強いけど、そういうことじゃない。 うまく言えないけどなのははほんとにいろんなな意味でなのはは強いんだよ」

アルフはフェイトの言いたいことをいまいち理解できていないようだ。
なので、フェイトは少し考えてから話し始めた。

「アルフ、思い出してみて。 なのはは最初に私と戦った時は本当に魔法に関しては素人だったし、あんなに強くなるなんて想像してなかったもの。 でも、なのははとっても強くなってて、そんななのはに私は負けたんだよ」
「つまり、なのははやればできる子ってことかい?」

フェイトはアルフの言葉に頷いていく。
フェイトの疑問とはなのはの秘めたるポテンシャルのことである。

一方、なのはのコーナーではヴィータが少し心配そうな顔をしており、シャマルは的確な処置を施していく。

「それにしても、なのはちゃん。 フェイトちゃんのパンチをあれだけかわせるなんてほんとに凄いわね」
「そうだな。 なのはは運動下手そうだからてっきりフェイトに1ラウンドでKOされるって思ってたぞ」

シャマルとヴィータの言葉になのはは苦笑するしかない。
自分自身、あそこまでやれるとは思ってなかったのである。

「私にも分かんないんだよ・・・ だって、フェイトちゃんの方が運動神経いいのに・・・」

なのははフェイトが手加減しているのでないかと考えているようだ。

「フェイトちゃんがなのはちゃんに手加減してるなんてことはないと思うわよ。 だって、さっきのラウンドもフェイトちゃん、少し焦ってたもの」
「だな。 もしかしたら、なのはって意外と運動神経良かったりしてな・・・」
「そうなのかなぁ・・・ でも、私、やれるとこまで頑張るよ!!」

なのはが気合いを入れ直したところで2ラウンド開始のタイマーが鳴った。
2ラウンドが始まるとフェイトもなのはも相手との距離を詰めていく。
そして、お互いの顔に左右のストレートを叩き込んでいく。
なのはもフェイトも相手から一歩も退く気はないようだ。
しかし、フェイトとなのはの体力には明らかな差がある。
それが徐々に現れつつあった。

「はぁ・・・ はぁ・・・」
「はぁ・・・ はぁ・・・ なのは、そろそろきつくなってきたんじゃないかな?」
「そんなことないもん!!」

なのははフェイトの問いかけに強気に答えていく。
しかし、なのはが疲れているのは見れば分かる。
フェイトはなのはに対して、手加減することなく左右のストレートやフックを放っていく。

「んぶぅ・・・ ぶふぅ・・・」
「(なのは、ごめんね・・・ でも、私は確かめたいんだ・・・) 行くよ、なのは!!」

フェイトは心の中でなのはに謝りつつ、左右のストレートをなのはのガード越しに打ち込んでいく。
フェイトの左右のストレートになのはのガードが崩れてしまった。
フェイトは無防備になったなのはの顔に右ストレートを叩き込んでいく。

「んんっ・・・」

なのはの口から唾液が吐き出されていく。
訓練ベースにいた全員がその光景に思わず息を飲んだ。
フェイトとなのはの仲の良さはみんな知っている。
だから、フェイトがここまでなのはを殴れることに驚きが隠せないでいる。

「(なのは、なのははこれくらいの力しかないの・・・ あの時のなのはの成長はまぐれだったの・・・) もう終わりにするよ、なのは・・・」

フェイトがそう言ってから振り上げた右のアッパーをなのはの顎に叩き込もうとする。
しかし、なのはは無意識にフェイトの右アッパーを防いでいた。
フェイトはそんななのはを見て、すぐに距離を取っていく。
なのはは息を整えながら顔の前で両腕を構えた。

「(やっぱり、私の思った通りだ。 なのははしっかりと戦うための才能を持ってるんだ・・・ でも、今まではなのはの想いがそれを塞いでたんだ・・・ でも・・・) 行くよ、なのは!!」
「はぁ・・・ はぁ・・・ 負けないよ、フェイトちゃん・・・」

なのはは静かに呟いてからフェイトとの距離を詰めた。
そして、二人は左右のストレートをお互いの顔に打ち込んでいく。
フェイトの鼻から鼻血が垂れ始めた。
それだけ、なのはがいいパンチを放っているということだろう。

「あれがなのはなのかい? 別人みたいじゃないのさ」
「たぶん、あれがなのはちゃんの中に眠ってる御神の血なのよ・・・」
「そうなのか・・・ けど、なのはがあんだけ強いと少し怖いなぁ・・・」

ヴィータの呟きにシャマルとアルフも頷いていく。
今まで自分達が見てきたなのははほんの一部だったのだと改めて実感している。
それはリングの上でなのはと闘ってるフェイトも思っていることだった。
しかし、ここで2ラウンド終了を告げるタイマーが鳴った。
フェイトもなのはも辛そうな表情をしており、肩で息をしながら自分のコーナーに戻っていく。

「テスタロッサ、大丈夫か?」
「大丈夫ですよ、シグナム。 でも、やっぱり私が思ってた通りでした」
「さっきから何をしてるんだい、フェイト?」

アルフの疑問にシグナムも頷く。
フェイトはそんな二人を見て、ゆっくりと自分の考えを話し始めた。

「さっきのラウンドだってそうだよ。 私、なのはにあそこまで殴られるなんて思ってなかったもの・・・」
「そうだな・・・ だが、テスタロッサ。 次のラウンドが最終ラウンドだ。 悔いの残らぬように頑張ってこい」
「はい、シグナム」

フェイトはそう言うと、肩で息をして呼吸を整えようとしていく。
最終ラウンドに対するフェイトの意気込みは相当のもののようだ。

一方、なのはのコーナーではシャマルによる治療が施されていた。

「はぁ・・・ はぁ・・・ (やっぱり、フェイトちゃんは強いや・・・ 私は一人でも大丈夫だよって伝えたいのに・・・ うまくいかないや・・・)」
「なのはちゃん、次のラウンドで終わりだからあえて止めないけど無茶はしないでね」

なのははシャマルの言葉に頷いていく。
そして、呼吸を整えていく。

最終ラウンドでもある3ラウンド目のゴングが鳴り、フェイトとなのははゆっくりとコーナーを後にした。
しかし、後一発でも殴られたらKOしてしまうであろう二人は慎重に相手の隙を伺っていく。
フェイトの目にもなのはの目にも相手に勝ちたいという意思が映し出されていた。
なのはとフェイトはゆっくりとリング中央に辿り着くとお互いの顔に左右のパンチを叩き込んでいく。
二人はすでに正確なパンチを選んで叩き込むだけの余裕がないのである。
それでも、お互い、相手に負けたくないという気持ちを強く持っているため、諦められないのだ。

「んぶぅ・・・ かはぁ・・・」
「あぶぅ・・・ ぶはぁ・・・」

幼い二人の少女の口や鼻からは次々と血が流れ、顔やお腹は痣だらけになっている。
しかも、二人のパンチを出すスピードが明らかに落ちている。
二人はついに最後の一撃を繰り出すために距離を取った。

「はぁ・・・ はぁ・・・ (初めはフェイトちゃんと殴り合うなんてできっこないって思ってたけど・・・ そんなことなかった・・・ 私、フェイトちゃんにちゃんとぶつかれたんだ・・・ だから、負けたくない・・・)」
「はぁ・・・ はぁ・・・ (やっぱり、なのはは凄いよ・・・ でもね、私はなのはの隣にいたいんだ・・・ だから、なのは・・・ 私になのはの強さを見せて・・・)」

なのはとフェイトはお互いに利き腕を振り上げた。
そして、なのはは左ストレートを、フェイトは右ストレートを相手の顔に渾身の力で叩き込んだ。

「んぶぅ・・・」
「んあっ・・・」

なのはとフェイトはお互いのパンチ力が合わさったクロスカウンターに背中からリングの上に崩れ落ちた。

二人の様子を見たシャマルはすぐにリングの上に上がり、二人の様子を見ていく。
そして、はやてに目配せして試合終了を告げた。

ちなみに、二人はこの後も何度か今回のような勝負をしたそうである。


Fin
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