ひらひらの仕掛け屋敷

このブログはアニメや特撮、漫画についてのコメントやオリジナル女子格闘技小説を掲載したりしますよ♪♪

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Blood Of Mouth Piece fight-1

Blood Of Mouth Piece fight-1

私立霧山学院、ここは元々閉校になっていたある学園をどこかのお金持ちが買収し、新しく作った学校らしい。
この学校への入学条件は強いことらしい。
何でもこの学院のオーナーが無類の女子格闘技好きで一人でも多くの美少女ボクサーや美少女格闘家が生まれるのを期待しているようだ。
だから、この学院では卒業までに様々な格闘技で試合をして、入学の時にもらう自分のマウスピースを守らなければならない。
もし、進級までにマウスピースを守りきれず、全て失ったら退学になってしまう。

この学院は選ばれたら、学費は一切いらないので、お金がない娘たちが入学してくる。
しかし、中には最初から一つのステップと考えている娘たちも少なくはない。
わたし、柊瑞枝もその一人だ。
元々、ここに入学する少し前まで立ち技系格闘技団体、ガールズインパクトに所属していたが自分のパンチ力に自信をつけるためにガールズインパクトでの活動を一旦止めたのだ。

そして、この霧山学院の入学式が始まろうとしている。

「はじめまして、皆さん。 わたしはこの学院の学長の二見恵美です。 この学院は皆さんも知っている通り、一人でも多くの女性格闘家を生み出すために8年前にできました。
この学院を卒業した生徒の多くは立派な格闘家になりました。 裏の世界へ行くものも多かったのも事実です。 皆さんには入学に際して、ささやかなプレゼントがあります。 100個のマウスピースです。 皆さんはこちらが組んだ試合、皆さん同士での試合、そして、喧嘩などの時にそのマウスピースを最低一つは賭けてもらいます。 そして、次の学年に上がるまでにマウスピースをなくした生徒は無条件で退学していただきます。
さて、学院のルールの説明が簡単に済んだところで入学式は終わりにいたします。 
これから、新入生歓迎のためのエキシビジョンマッチを行いたいと思います」

入学式が終わると新入生はエキシビジョンマッチの行われるリングがある、第2体育館に向かう。

エキシビションマッチの行われるリングの上には二人の女性がいる。
赤コーナーにいるロングヘアーの人が5年生の岡野先輩で、青コーナーにいるショートヘアーの人が同じく5年生の名波先輩というらしい。
何故、5年生なのかというとこの霧山学院は5年間通わなければならないからだ。
すなわち、この二人は来年卒業するのだ。

レフェリーを務める先生が二人をリング中央に呼ぶ。
二人はお互いを見つめあいながら先生の注意を聞いている。
そして、先生は注意が終わったのか、二人を自分のコーナーに戻していく。

試合開始のゴングが鳴り響くと岡野先輩と名波先輩は同じタイミングで右ストレートを放っていく。
お互いの右ストレートが鼻にめり込むと二人の鼻からは早くも鼻血が溢れてくる。
しかし、さらに密着するように距離を詰めると左右のフックやアッパー、ストレートを相手の顔面に叩き込んでいく。
そして、二人の口からも血混じりの唾液が吐き出され、マウスピースがはみ出そうになる。
岡野先輩も名波先輩もそのことに気づくと相手の頬や顎にフックやストレート、アッパーを集めていく。

これが5年間居続けた人の実力なのか・・・
一つ一つのパンチが出す音は桁違いだ。
おそらく、今のわたしが二人のどちらかと試合しても1分ともたないだろう。

二人の左右のストレートがクロスカウンターとしてお互いの頬に打ち込まれていく。
二人の顔が歪み、パンチの威力で口から血にまみれたマウスピースが飛び出していく。

試合は2時間経っても決着がついていない。
二人の顔はもはや美少女とは言えないありさまになっている。
頬や瞼は腫れていて、ボディや脇腹には多くの痣ができている。
そして、お互いのコーナーには奪いあったマウスピースが無造作に転がっているのが見える。
しかし、この試合にも決着の時が来たようだ。
二人は右腕を大きく振りかぶり、相手の顔へ自分の今出せる全ての力を込めた右ストレートが放たれる。
お互いの右ストレートが自分の鼻にめり込むと二人の身体が後ろに倒れていく。
そして、二人の口から血や胃液が混じった唾液がたっぷりとまとわりついたマウスピースが空中に勢いよく吐き出される。

わたしはそのマウスピースを見て、とても綺麗だと思ってしまった。
二人が仰向けにダウンするとレフェリーを務める先生がカウントしていく。
しかし、1分が経過しても立ち上がってこない二人を見ると両手を交差させて試合を終了させる。

二人は他の先輩達に担架で医務室まで運ばれたようだ。

わたし達は試合の会場であった第2体育館から自分の寮の部屋に戻っていく。
わたしのルームメイトはプロレス団体出身だという朝見咲弥。 彼女は打撃を学ばせるために団体のオーナーさんが入学させたんだとか・・・
咲弥が言うには団体が経営不審になっていて、一人でも多くの選手を辞めさせようとしているらしいけど。

「ねぇ、瑞枝はどうしてここに来たの?」
「わたしはガールズインパクトっていう団体にいたんだけど、自分の団体内の実力とかに自信がなくなっちゃって・・・ だから、自信と実力をつけるためにここに来たんだよ」

わたしが理由を話すと咲弥は心配そうにわたしを見る。
優しい娘みたいだから安心はしたね。

「ねぇ、瑞枝。 学院見学しない?」
「いいね、咲弥。 その後、試合しよっか?」

わたし達は結構息が合うみたいだ。

部屋を出て、わたし達は学院中を散策する。
まずは、これからお世話になるだろう、医務室に向かう。

医務室には変なカプセルがいっぱい並んでいる。

「それはメディカルカプセルよ♪♪ この学院は立ち技格闘技の試合が多いから怪我も増えるし、すぐに回復できるものが必要になるのよ」

医務室の先生の話によるとこのメディカルカプセルは本人の最高の状態まで怪我でも病気でも治してしまうらしい。 しかも、例え試合中に命を落とすような事故があっても30分以内なら完全に治せるようだ。
科学の発達は凄いな・・・
わたし達は医務室の先生の名前を聞けずに医務室を後にしてしまった。

次は食堂や他のリングのある体育館や部室を覗いていく。

学院見学を終えた二人は近くのリングに向かう。
そこには、さっき激しい試合を繰り広げていた名波先輩と岡野先輩がいた。
二人で簡単なマスボクシングをしている。

「凄いね、瑞枝・・・ あんな激しい試合の後でも練習するんだから・・・」
「そだね・・・ これが5年間この学院で生き残ってきた人の凄さか・・・」

先輩達はわたし達に気がついたらしく、マスボクシングを中断して、こっちに来る。

「あなた達は今年の新入生ね。 はじめまして、わたしの名前は名波和美よ。 そして、わたしの隣にいるのが・・・」
「岡野恵だよ。 二人は何をしに来たんだい?」

二人の先輩はわたし達に目的を尋ねてくる。

「わたし達は試合をしに来たんです」
「お邪魔なら出ていきますけど、どうでしょう?」

わたし達の言葉に名波先輩は笑いながら答えてくれた。

「うふふ・・・ 昔の恵を見てるようだわ・・・ 恵も昔はね・・・」
「和美、余計なことは言わなくていいよ・・・ わたし達の練習は終わったから試合してもいいよ。 せっかくだから、わたし達が二人のセコンドについてあげよっか?」
「いいんですか!? ねぇ、瑞枝! お願いしようよ!!」
「そうだね! 名波先輩、岡野先輩、セコンドやレフェリーをお願いできますか?」

岡野先輩と名波先輩は快く了承してくれた。
これで、この学院での初試合はルームメイトの朝見咲弥に決まった。

これからのわたしの霧山学院での学校生活はどうなるんだろう?

楽しみで仕方ないよ。


Next Fight-2
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BLOOD OF MOUTH PIECE | コメント:1 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

面白い作品だと思いますね~
設定も面白いですし……これからの続きが楽しみですね。どういった試合になるのかな?
先輩達に負けないような試合になればよいですね
2008-05-25 Sun 19:47 | URL | 紫藤霞 #gtxJqupw[ 編集]

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