ひらひらの仕掛け屋敷

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ティーンズファイト サクラVSヒマワリ

ティーンズファイト サクラVSヒマワリ

『ティーンズファイト』13歳~19歳までの少女達の喧嘩を撮影し、インターネット上で配信している番組である。
この『ティーンズファイト』に選手登録している少女達は実に千人以上もいる。
『ティーンズファイト』は喧嘩や格闘技の試合などをインターネット配信する代わりに参加した少女達には一試合5万円から20万円までのファイトマネーが支給される。
このファイトマネー目当てに日頃から気にいらない相手を喧嘩に誘い、ボコボコにするという理由が大半だが、相手と口論で揉め、手っ取り早く喧嘩で決着をつけるためやどちらが強いかを決めるためという理由もある。

今回の『ティーンズファイト』は同じボクシングジムに通っている15歳の女子中学生同士のボクシングマッチとなった。
二人は同じジムに通っているだけでなく、階級が同じアトム級で背丈もほぼ同じくらいである。
そんな二人は仲がいいが自分の方が強いと思っている。
そんな時にジムの会長からアマチュアボクシング女子大会に出場する選手を決めるということになった。
会長は二人の実力が同じくらいであるため、選ぶことができず、相談して決めておいてほしいと伝えてきた。
二人は最初はお互いに譲り合おうとも考えたがやはり悔しくなり、勝負して勝った方が出るということにした。
そして、選ばれたのがこの『ティーンズファイト』だったのだ。


「サクラちゃん、じゃあこの勝負に勝った方が大会に出るってことでいいよね?」
「えぇ、ヒマワリさん… でも、私が勝ちますから…」
「それはあたしのセリフだから!」

やや興奮気味に話しているのがヒマワリという少女で落ち着いた口調で話しているのがサクラという少女である。
ヒマワリはショートヘアーに八重歯というボーイッシュな雰囲気があり、サクラはロングヘアーで物静かな雰囲気がある。

二人はすでに『ティーンズファイト』スタッフが用意したリングに上がっており、リング中央で対峙していた。

「ルールは1ラウンド2分のフリーラウンド、完全ノックアウト制でいいんだよね?」
「えぇ、合っていますよ… 加えてダウンカウントはなし、レフェリーは不在… 相手が完全に立てなくなるまではいくらでも待ち、相手が立てなくなったら試合終了です…」
「オッケー! じゃあ、はじめよっか!?」

ヒマワリの言葉にサクラは頷くと静かに両手のグローブを突き出した。
ヒマワリもそれに応じるように両手のグローブを突き出し、軽く打ち合わせていく。
そして、グローブが離れた瞬間に試合が始まった。

ヒマワリは黄色いスポーツブラにトランクス、赤いボクシンググローブとシューズというコスチュームで挑んでいる。
サクラも同じようなコスチュームだが色は白と青が中心になっている。

ヒマワリは一気にサクラとの距離を詰めようと駆け寄っていく。
対するサクラは接近しようとするヒマワリにジャブを放ち牽制しようとしていく。

「ぶっ… んんっ… そんなパンチじゃあたしは止められないよ!」
「分かってます… でも、試合はまだまだ長いので私のペースでやらせていただきます…」

サクラはそう言いながらステップを駆使してヒマワリの突撃をいなし、さらにジャブの嵐の勢いを強めていく。

「ぐっ… かはっ… こんのぉ!」
「怒っても無駄ですよ、ヒマワリさん… 余計に辛いだけですよ…」

ヒマワリの突進を捌きながらサクラは穏やかに、しかし確実に挑発を重ねていく。
そんな状態で1ラウンドが終了しようとしたほんの数秒の間にサクラの背中がコーナーポストに触れた。

「(しまっ…)」
「もらったぁ!」

コーナーに追い詰められたサクラのボディにパンチをぶちこもうとするがそこで1ラウンド終了のゴングが自動的に鳴り響いた。

「くっ! あと少しだったのに!!」

ヒマワリの言葉通り、サクラの腹部にヒマワリのグローブがぴたっと押し当てられていた。

「残念でしたね…」
「次のラウンドにとっておくよ!」

ヒマワリはそう言うとサクラのボディからグローブを離した。
そして、自分のコーナーに戻っていった。
サクラも同様に自分のコーナーに戻っていく。

コーナーに戻った二人だがセコンドなどいないので立ったままトップロープに両腕を乗せ、息を整えようとしていく。

「(最初のラウンドはヒマワリさんに持っていかれましたね… けれど、この勝負は正式なボクシングではなく決闘…) 次のラウンドは多少打ち合うとしましょう…」

サクラは次のラウンドでヒマワリにパンチを叩き込む策を巡らせながら息を整えていく。

一方、ヒマワリはコーナーにもたれながら息を整えていく。

「はぁ… はぁ… (1ラウンドくらい優位立ったって意味ないよね! なら、次のラウンドで打ち合ってやるんだから!!)」

ヒマワリも次のラウンドの方針を決めるとまたサクラを見つめていく。

2ラウンド開始のゴングが鳴ると二人は一気にリング中央へと駆け出していく。
そして、打ち合いが始まった。
ヒマワリは先ほどのラウンド終了間際のことが頭に残っており、サクラのボディを中心に狙ってしまう。
サクラはそんなヒマワリのパンチを捌いたりガードしたりしてやりすごしながら少しずつ左右のパンチをヒマワリの顔やボディに返していく。

「んぐっ… ぶふぅ… 負けないんだから!」
「くっ… うっ… それは私も一緒です…!」

サクラにしては珍しく吠えるように叫ぶとヒマワリの胸をかき分け、その顎に右アッパーを叩き込んでいく。

「はぶぁ…」

サクラの右アッパーをもらったヒマワリの口からは唾液にまみれたマウスピースが宙に舞い、そして、吐き出した張本人は膝から崩れるようにダウンしていった。

「ダウン…ですね… 待ちますので必ず立ってください…」

サクラはダウンしたヒマワリを間近で見つめながらそんな言葉を投げかけていく。
これは自分と肩を並べて張り合うライバルがこの程度で終わるのは納得がいかないというサクラのわがままにも似た感情からのものだった。

「はぁ… はぁ… 言われ…なくても立つってば…」

ヒマワリは荒い息を吐きながら立ち上がっていく。
そして、サクラに対してファイティングポーズを取っていく。

「やはり、立ちましたね… では試合再開ですね…」

ヒマワリのファイティングポーズを見たサクラは試合を再開させると少し嬉しそうな顔をしながらまだふらついているヒマワリに接近していく。
そして、またダウンさせようと左右のフックやストレートといったパンチを連打していく。
ヒマワリはそんなサクラの猛攻に耐えるしかなく、必死にガードを固める。

「亀みたいになっても容赦はしませんよ、ヒマワリさん…」

サクラはガードを固めるヒマワリに対して、ガードできていないボディや脇腹に左右のパンチをねじ込んでいく。
それらを受ける度にヒマワリの口からは唾液が零れていく。

「もう一度ダウンしてもら…」

サクラはヒマワリの鳩尾に右のパンチを打ち込み、再びダウンさせようとするがそこで2ラウンド終了のゴングが鳴り響いてしまう。
それでもサクラは動揺することもなく、ヒマワリの鳩尾に軽く右のグローブを当てるとすぐに離していく。

「先ほどのラウンドとは逆になりましたね… 次のラウンドもいただきますので…」

サクラはそう告げると悠々と自身のコーナーへ戻っていった。
対するヒマワリはリングに膝をついてしまい、そこから動けなかった。

「(2ラウンド目は私のものにできましたがそんなことは関係ありませんね… 次はヒマワリさんの顔を潰しましょう…)」

サクラはヒマワリに対して多少黒い感情を抱きつつ、肩で息をして、呼吸を整えようとする。

「んはぁ… ぶふぅ…」

コーナーに戻れなかったヒマワリはその場に踞りながらも荒い息を吐いている。
しかし、その眼はまだ闘志を失ってはいない。

3ラウンド開始のゴングとともにサクラは自身のコーナーを離れ、ゆっくりとヒマワリに近づいていく。
ヒマワリもサクラがゆっくりと近づいてくると必死に立ち上がっていくがファイティングポーズをまともに取ることができていない。

「ガードもできませんか… なら、このラウンドも私がいただきます…」

サクラは一気にヒマワリとの距離を詰めるとガードもままならないヒマワリの顔に左右のパンチを打ちつけていく。
サクラに顔を殴られる度にヒマワリの頭が左右に振られ、口や鼻からは血が噴き出していく。

「ヒマワリさんの血、とても綺麗ですね… もっと見せてください…」

サクラは少し妖しい表情で血を流すヒマワリを見つめながら左右の拳を叩き込んでいく。
ヒマワリも必死にパンチを返していくが圧倒的に手数が足りていない。
そして、それから数ラウンドの間、ヒマワリはサクラの肉の詰まったサンドバッグになっていた。

「少し休憩させてくださいね…」

サクラは殴り疲れたのか、ヒマワリにクリンチを仕掛けていく。
数ラウンドの間、散々殴られたヒマワリもサクラからのクリンチには抗えず、自らも抱きしめ返してしまう。

「ヒマワリさんの血、最高ですよ…」

クリンチしながらサクラはヒマワリの顔についた彼女の血を舌で舐め取っていく。
サクラの口の中に苦い鉄の味が広がる。
しかし、そんな風に油断したサクラにはヒマワリが何かを仕掛けていることには気づけなかった。

「今度は…こっちの番だよ、サクラ…!」

ヒマワリはそう言うと緩みきったサクラの鳩尾に至近距離からの右アッパーをねじ込んでいく。

「ふぐぅ…」

緩みきった鳩尾ではヒマワリのパンチを受けきれず、サクラの口から胃液が零れてしまう。
さらに、ヒマワリはサクラを突き放すと下から振り上げた右アッパーを先ほどのサクラと同じように胸をかき分けた上で彼女の顎に叩き込んでいく。

「んべぇぇ…」

サクラはヒマワリの会心の一撃に血反吐にまみれたマウスピースを噴き上げながら後ろに倒れていく。

「はぁ… はぁ… 今度はサクラがダウンしたね… 待っててあげるから立ちなよ…!」

ヒマワリはダウンしたサクラを見下ろしながらそう言いはなっていく。

「はぁ… はぁ… んぁっ… (立たない…と… ヒマワリさん…と殴り…合えない…)」

サクラはそんなことを無意識に考えつつも身体を俯せにし、そこから四つん這いになりながら無理やり立ち上がっていく。

「立ったから試合再開だね、サクラ!」

だいぶん体力が戻ったのか、サクラに微笑みかけるとヒマワリは再びサクラの顔やボディに左右のパンチを放っていく。

「あがぁ… へぶぅ… んへぇ… おごぉ…」

ヒマワリのパンチにサクラは醜い喘ぎ声を漏らしながら左右にふらついていく。

それから、数ラウンドが経ち、10ラウンド目まできていた。
20分近くもまともに回復もできずに殴り続けてきた二人の顔はすでに原型を留めていない。
それでも二人は弱々しいパンチを相手の身体中にぶつけていく。

「ぶふぅ… いぎぃ… あへぇ… んがぁ…」
「あぐぅ… んんっ… うぼぉ… かはぁ…」

二人は血反吐と醜い喘ぎ声を次々に漏らしながら殴られ続けていく。
そして、二人はどちらもともなくクリンチしていく。

「サクラァ…」
「なにぃ、ヒマワリ…さん…」
「あたし、サクラが好きぃ…」
「私もですぅ…」

ヒマワリの告白にサクラは動じることなく返していく。
二人は殴り合ううちにお互いのことがたまらなくいとおしくなってしまったのだ。

「負けたら…あたしの彼女に…」
「ヒマワリ…さん…こそ…」

二人はそう言いながら幼い身体を相手に擦りつけていく。
そして、唇を重ねていく。
数分間、唇を重ねた二人は静かにお互いの唇と身体を離していく。
二人の唇の間には赤い糸ができていた。

「決着…」
「つけましょう…」

二人は相手の動きを見つめ、あるタイミングで同時に右ストレートを相手の鼻っ柱にぶち込んでいく。
しばらく二人の時間が静止したかのように互いのグローブの感触を貪ると同じタイミングで前のめりにリングに倒れた。




倒れた二人の口から血反吐が漏れ、鼻からは血と鼻水が溢れ出ていく。
そして、股間からは失禁してしまったかのように黄金色の液体が漏れ出した。

二人の試合は結局ダブルノックアウトで引き分けに終わった。
そして、二人は会長に大会への出場は辞退した。

その後も幼い二人は愛し合う相手との愛を確認しあうために度々殴り合った。

まさに二人の関係は殴り愛をする恋人同士になったのだ。

fin

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