ひらひらの仕掛け屋敷

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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION 短編SS-2 妖狐・紫燕と中野家の出会い

スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION 短編SS-2 妖狐・紫燕と中野家の出会い

わたし、妖狐・紫燕(本当は別の真名がある)と洋子や良広達と出会った時のことを最近よく思い出す。
そこで、その時のことを少し語りたい。

2004年、わたしはいや、我はまだ、ただの妖魔として過ごしていた。
元々、いつ生まれたかは詳しくは覚えてはいないが、人間は生まれたての我を殺そうとしてきた。
しかし、まだ小さな我には返り討ちにすることもできずに逃げ続けた。
優しくするふりをして、我を退魔師に売り渡す者もいた。
力がついてきてからは退魔師や陰陽師はもちろん、我を売り渡した者達も多く殺してきた。
とにかく、人が信じられなかった。
だから、我は山に籠った。
しかし、あの男と出会ってしまった。


「よう、狐さん。 あんたに頼みたいことがあって来たんだ。」
「頼みとは我にこの山から出ていけということか? それとも、我を殺しに来たか??」
「違うさ。 山は降りてもらいたいけど、別に強制はしない。」

いつもとは話が違うらしい・・・
話を聞いてやるだけ聞いてやるとするか。

「話してみるといい・・・ おかしなことを言えば貴様を我の雷で焼き殺してくれるわ・・・」
「きついこと言うな。 話というのは俺の娘を守ってほしいってことだ。」

呆れた男だ・・・
ただ壊すことしかしてこなかった我を捕まえて、何を言うのかと思えばそんなことか・・・

「つまらんな・・・ 何故ただの子どもを守らねばならぬ・・・」
「俺の娘はただの娘ではないんだよ。 俺譲りの気の能力と母親譲りの強大な魔力を持っていて、悪い魔法使いや魔獣達から狙われてるんだ。」

面白いことを言うな・・・
一度会ってみるのも悪くはないな・・・

「我をその子どものいる場所まで案内しろ。 我が出向いてやろう。」
「いいのか? それはあんたがこの山を降りるってことだぞ。」

言うではないか、若造の分際で・・・
我に意見するとはな。

「別に、気に入らなければ貴様らを食い殺せばいいしな。 早く案内せんか。」
「分かったから殺さんでくれ。 会えばあんたも間違いなく気に入るさ。」

ふん、我を納得させられる器のものなどあり得はせんわ・・・


山から降りてきた我を待っていたのは年の頃7つくらいの娘だった。

「というより、この娘は我に興味を持っておるのか。 ずっと見ているではないか。」
「洋子はあんたのことが気に入ったようだな。 なっ、洋子?」

洋子という娘が満面の笑みを浮かべて我を見る。
なんだか、居心地が悪いな・・・

「うん! うち、この子のこと、好きやえ。 お父ちゃん、この子飼ってええ?」
「それは本人から聞いてみるといいぞ。 なんせ、喋れるし人間にもなれるからな。」

何を言っているんだ・・・
我を飼い慣らすとでも言いたいのか・・・
そんなのはごめんだ・・・

「狐はん。 飼ってもええかな?」
「駄目だ・・・ 何故、我がお前のような小娘に飼われねばならぬのだ・・・」

我の言葉を聞いた洋子が泣きそうな顔をした。
これでは、我が泣かせたみたいではないか・・・

「分かった。 分かったから泣くでない。 しかし、飼うのではなく、友になるというのはどうだ。」
「ええの・・・ うちのこと嫌いになってへんの・・・」
「嫌うも何も、我と洋子はまだ何もしていないだろう。」

我の言葉に洋子が嬉しそうに笑う。
しかし、すぐに我の前に来て、我の頭を撫でてきた。
我が洋子の家で世話になることが決まってから一月経った頃から洋子は我に「わたし」と呼ばせようとしてきていた。

「む~! みっちゃん、また『われ』っていうた~!! 『わたし』~っていわなあかんっていうてるやん!!」
「仕方なかろう。 我は1000年近く呼び方を変えたことがないのだから。 急に言われても困る・・・」

我がそう言うと、洋子は泣きそうな顔をしていく。
妙な罪悪感に駆られる。

「分かった。 なら、こうしようではないか。」

我は久しぶりにあの姿になることを決めた。
そう、我は小さな娘になることができる。

「わ~ みっちゃん、かわええなぁ~」
「わたし、洋子の友達。 洋子と仲良くなりたい。」

この姿は人間を油断させて逃げるなり、殺すなりするためのものだ。
最近の人間はそんなことをせずとも楽に返り討ちにできるのだが、洋子のわがままに負けてしまった我がこの姿を取ってしまった。

「洋子、遊びに行こ!」
「んっ? ええよ! はよ、いこうな!!」

そう、この姿を取り続けると思考が極端に幼くなってしまうのだ。

わたしが洋子の下に来てから半年、わたしと洋子はしょっちゅう組手をするようになった。
洋子は初めは泣いてばかりだったが、その内慣れてきたのか、泣くことはなくなり、楽しそうに組手に励むようになった。

「みっちゃん、今日もありがとうなぁ。 うち、強くなっとるかなぁ?」
「さぁな。 分からん。 だが、前より根性はついたはずだ。」

わたしの言葉に洋子の顔に満面の笑みが浮かんだ。

さらに、五年後、ある事件が行った。
洋子が洋子の中にある力を利用しようとする魔法使い達に捕まってしまった。

「すまん、良宏・・・ 我が少し目を離した隙に・・・」
「気にするな、みつき・・・ とにかく、俺達で洋子を探す。 みつきは好きにするといい・・・」

良広は遠回しに我に任せると言ってくれている。


我は洋子の匂いが消えた辺りまで全速力で走った。

「貴様ら、何者だ・・・ 返答によっては噛み殺してくれるわ・・・」
「待ってください。 僕達は誘拐された中野さんのお嬢さんを探していたところです。」

我の前にいる小坊主は我の霊力にも怯えずに答えた。
そして、仲間であろう者達に今回の事を説明し始めた。

「待て、小坊主。 お主は一体、何者じゃ・・・」
「僕達はガイアセイバーズの者です。 あなたの主様は僕達ガイアセイバーズにの一員です。」

良広の奴、我らに黙ってこんなことをしとったのか・・・

「今はそんなことより洋子の居場所は分かっておるのか!?」
「えぇ、分かっています。 これから時空管理局とガイアセイバーズの合同作戦を行うところです。」

時空管理局・・・
聞いたこともない組織じゃな・・・
信用してよいのか・・・

「うちらは洋子ちゃんを助けたいだけや。 洋子ちゃんが例えどんな力を持っとったとしても本人の意思を無視したりはせぇへん。」

面白いことを言う小僧達だな・・・

「なら、我も連れていけ。 きっと、力になろう・・・」

そう言うと、我は二十歳くらいの女の姿に変化した。

「うわ~ くーちゃんみたい~」
「くーちゃん・・・ ひょっとして、久遠狐のことか!」

まさか、久遠狐が助かっているとはな・・・
時が経つのは早いものだ・・・

「ガイアセイバーズといったな。 我もお主らに同行させてくれ。」

我の言葉にガイアセイバーズの面々は少し集まり、会議を開いているようだ。
そして、会議が終わるとリーダーらしき男が我の前に来た。

「お前の名は何と言うんだ?」
「四条みつき・・・ 妖狐・紫燕じゃ・・・」

その男は我の前に立ち、こう言い放った。

「俺の名は天道総司。 ガイアセイバーズ総監として、四条みつきに協力を要請する。 受けてくれるな・・・」
「あぁ。 慎んで引き受けよう。」

我とガイアセイバーズは洋子のいるであろう世界へ向かった。
その間に聞いたのはガイアセイバーズのメンバーとやらの名前と事件の概要であった。

第53管理外世界、ダルナン。
ここに洋子をさらった犯人達がいた。

「ボス! ほんとにうまくいくんっすか!?」
「うるせぇ!! 管理局の連中だってそう簡単にはここは分からねぇはずだし・・・ それに、こっちにはあのガキがいるんだぜ!!」

そう言って、犯人グループのボスは洋子に視線をやった。

「あのガキの魔力を利用して、ここに眠る力を解放して管理局の連中に一泡吹かせてやんだよ。」

犯人グループは何かとんでもないことを企んでいるようだ。

一方、我らも犯人グループのいるであろう世界に到着した。
さっさと洋子を見つけて取り戻す。

「皆の者、洋子を早く助けに行くぞ!!」
「「「おお!!」」」


皆の者が洋子のために力を貸してくれることがこれ程嬉しいと思うとは我自身思ってもいなかった。
この何年かで、我は随分いろいろなものを手に入れたようだ。

我らは犯人達のアジトを見つけ、乗り込んだ。

「何だ! てめぇら!!」
「みっちゃん!! うち、泣いてへんよ!!」

洋子、我の言葉を必死で守っていたんだな・・・

「洋子。 我はそのことを理解している。 今、助けるからな。」

我の言葉に犯人グループの手下どもが我に向かってくる。
ガイアセイバーズのメンバーが手下を相手にしていく。

「さぁ、我の大事な者を返してもらおう・・・」
「誰が返すかよ!!」

ボスはそう言うと、我に銃を撃ってきた。
弾丸は魔力によるもののようだ。

「雑魚が! 我に触れようなど1000年早いわ!!」

我は霊力を雷に換えてからボスに向けて放つ。
今まで、我はこの雷で我を討とうとする者達を薙ぎ払ってきた。
しかし、ボスは素早く逃げると手下を盾にした。

「貴様には誇りというものはないのか・・・」
「誇り? そんなもん、悪党には必要ねぇんだよ!!」

なら、終わりにしようか・・・

「誇りなき悪は消え失せろ!! 炎獄烈火!!」

我は霊力を最大限に炎に換えて、ボスへ振り降ろそうとする。

「あかーん!! みっちゃん、あかん!!」
「洋子・・・ 何故止めるのだ・・・ こやつはお前に危害を加えた者じゃぞ・・・」

我の言葉に洋子はぼろぼろと涙を溢しながら言った。

「その人殺したら、みっちゃんまで同じになってまう! うちはそんなん嫌や!!」

我・・・ わたしは洋子の言葉に炎獄烈火を消して、ボスを胸ぐらを掴んで言ってやる。

「今回は洋子の優しさに免じて助けてやろう・・・ しかし、今度同じ真似をしたら今度こそ喰い殺す! 良いな!!」

その言葉を聞いたボスは失神し、他の手下は大人しく泣いてなった。

結局、洋子をさらった犯人達はとある伝承を元に大きな事件を引き起こそうとしていたようだな。


「みっちゃん。 うちな、プロの格闘家とガイアセイバーズの隊員になりたいわ。」
「なれるさ、必ずな。」

洋子はあの事件をきっかけにさらに組手にも熱心に取り組み、勉強したりして本当にプロの格闘家とガイアセイバーズの隊員になってしまったのだ。

「とまぁ、洋子とわたしの歴史をかいつまんで話すとこんな感じだ・・・」

わたしの言葉に話を聞いていた者達は納得がいかないのか、「えぇー!?」とか言っているが気にせん・・・

これが、わたし、妖狐・紫燕こと四条みつきの記憶なのだからな・・・
また、語ってやってもいいな・・・





あとがき

今回の短編SSはなかなか思い浮かばず、かなり強引な形で終わらせてしまったのがちょっと悲しいですね。
次の短編はもう少し明るくしてみようかな♪♪
それでは、また♪♪
ひらひらでした♪♪
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この記事のコメント

こちらでは初めまして。
リンクをつないでおきましたので、これからよろしくお願いします。
2008-07-10 Thu 16:32 | URL | デザイア #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008-07-27 Sun 16:38 | | #[ 編集]

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