ひらひらの仕掛け屋敷

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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION短編SS-4 洋子と茜の出会い

スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION短編SS-4 洋子と茜の出会い

加奈との試合の後、洋子はプロボクシングの世界から身を引き、地下の世界へと入っていった。
そして、実績を上げ、名を挙げた洋子はある人物の噂を耳にしていた。
その人物の名前は倉橋茜、地下やストリートファイトで有名になっている少女である。

「その人を倒せば、うちの名前が売れるようになるとちゃうかな?」
「そうねぇ・・・ でも、倉橋茜はめちゃくちゃ強いわよ。 この間の試合じゃあ対戦相手の顔面を原形を留めないくらいに叩き潰したって話だし・・・」


今、洋子と話しているのは彼女の地下闘技場でのセコンドでありパートナーである岡野恵である。
恵と洋子は一度派手に闘っていて、実力を認めた洋子がパートナーの依頼をした程である。

「せやけど、うちが倉橋茜を倒せば、パートナーである恵にも試合のチャンスが増えるんやで」
「だけど、それには倉橋茜を倒さなくちゃいけないのよ? 分かってるの??」
洋子は恵の問いかけに何か含みのある笑みで答えた。

「もちろんや。 けど、うちなら倉橋茜に勝てると思う」
「大した自信ね、相変わらず。 じゃあ、今日の倉橋茜の試合、見に行く?」

洋子は恵の言葉に笑みを浮かべながら頷いた。

茜の試合が始まった。
試合が始まり、茜の対戦相手の少女は勢いよく茜に近づき、左右のストレートを茜の顔に叩き込もうとしていく。
しかし、茜は少女が放った左右のストレートをかわし、その少女の顎にカウンターの左フックを叩き込んだ。

「ぐふぅ・・・」

茜の左右のストレートを叩き込まれた少女の口から唾液が吐き出されていく。
しかし、茜の顔に左右のストレートを放っていく。

「君はあたしには勝てないよ。 だって、君の打撃には重さがないから」
「ふざけんなよ!?」

茜の言葉に少女は怒りを感じ、さらに左右の拳を振り回していく。
しかし、茜は少女の左右のパンチをかわし、カウンターの右ストレートを少女の顎に叩き込んだ。
少女は顎の右ストレートわ食らい、腰から崩れ落ちるようにダウンした。
しかし、茜と少女の試合にはレフェリーなどおらず、茜はなかなか立てない少女を仰向けに転がすとおもむろにマウントポジションを取り、少女の顔に次々と拳を振り下ろしていく。
その度に少女の口からは涎の飛沫が宙に舞う。
しばらくすると少女の口や鼻から血が溢れ出した。

「粋がってるからどれくらいかと思えば、この程度の実力であたしを倒せるなんてよく言えたね・・・」
「嫌・・・ おねが・・・ あたしが悪か・・・」

少女が必死に謝ろうとするが茜はそれに関心を全く示さず、少女を殴りつけていく。

「ほら、逃げてみなよ。 君はまだ負けたわけじゃないんだからさぁ」
「ギビュ・・・」

少女がギブアップと言おうとした瞬間、茜は少女の口元にパンチを叩き込み、その言葉を言わせないようにした。
茜は少女を簡単にギブアップさせる気などないのだ。

「駄目だなぁ。 自分から勝負を仕掛けといて敵わないからってすぐにギブアップはいただけないよ。 それに、そんなことじゃ地下の世界では生きてけないよ」
「おね・・・がい・・・ もう・・・やめて・・・」
「分かったよ・・・ じゃあ、これで終わりにしてあげる!!」

茜はそう言うと、少女の顔に渾身の右のスマッシュを叩き込んだ。
少女は茜の打ち下ろしのスマッシュに完全に意識が飛んだのか、そのまま伸びてしまった。
茜は少女を少し見てから闘技場を後にした。
洋子は茜のそんな様子を見て、茜と勝負したいという感情が増すのを感じていた。

「どう、洋子? 倉橋茜とやりたくなったんじゃない??」
「せやね。 久しぶりに全力が出せそうな相手で嬉しいわ」

洋子の言葉に恵も笑みを浮かべる。
しかし、洋子の顔に浮かんでいる笑みは獰猛な野獣のような笑みである。

洋子と茜の試合を明日に迎えた日、洋子はパートナーの恵と調整を兼ねたスパーリングを行っている。

「それにしても、洋子の打撃はいつもいつも重いよね。 どうやったらそんなに重い打撃が打てるようになるわけ?」
「そんなん気にする必要ないと思うけどなぁ・・・ 恵の打撃の正確さはよう知っとるし・・・」

洋子の言葉に恵は呆れたような表情で右ハイキックを放った。
洋子はそのハイキックをかわして、カウンターの右アッパーを寸止めしていく。

「何なん、その表情?」
「あんたねぇ・・・ 自分の打撃力って分かってんの?」
「分かっとるよ・・・ せやけど、うちくらいの娘ならまだまだたくさんおるやろ?」

洋子の言葉に恵は呆れを通り越して感心したような表情をしていた。


「とにかく、この調子なら倉橋茜にも勝てるわね」
「それは分からんわ・・・ あの試合を見ただけでも倉橋茜はうちが今まで闘ってきた相手の中でも5本の指に入るくらいの強さや・・・ 今度の試合はたぶんギリギリで勝てると思う・・・」

洋子の弱気な言葉に恵は洋子の背中を叩くことで励ました。

「あんたは強いんだからしゃんとしなさい! そうじゃないとあたしがあんたに勝つ意味がなくなるじゃない!!」
「ありがとな、恵・・・ せやな、うちは強いやから、勝たなな!」

洋子はそう言うと再び恵とのスパーリングを再開した。

そして、茜と洋子の試合の日がやってきた。
二人はすでにリングインしていて、自分のコーナーから相手を睨みつけていく。
いや、茜はただ洋子を見てるだけである。

「今日はよろしく、中野洋子ちゃん」
「こちらこそよろしく、倉橋茜ちゃん」

二人とも相手を挑発していく。
この試合にレフェリーなどいない。
ゴングが鳴ればすぐにでも試合が始まる。
どちらかが戦えなくなるまで続くのである。

ついに、試合開始のゴングが鳴り響いた。
しかし、洋子と茜は試合が開始されたにも関わらず、まったく動かない。

「(凄い気迫やな・・・ 自然体やのにこの気迫か・・・ こら、早めに潰さなあかんわな!!)」
「(ふーん・・・ 洋子ちゃん、噂通りの娘みたいだね・・・ 今日は楽しめそうかな・・・)」
「行くで!!」「行くよ!!」

二人はそう言うと一気に相手の下へ駆けていった。
そして、洋子も茜も左右のフックを相手の顔に叩き込もうとする。
しかし、二人とも相手のパンチを両手で弾くことで捌いていく。

「やるなぁ、茜ちゃん! ほんまに楽しめそうや」
「それはこっちの台詞だよ、洋子ちゃん」

二人はまた距離を取り、相手の様子を窺っていく。
先程の展開の中で二人は相手の実力をある程度理解したのである。
だからこそ、迂闊に動けないのである。
しかし、洋子はそんな中、少しずつだが茜との距離を縮めようとしている。
洋子はインファイターであり、割りとラフなファイトを好むため、この展開に耐えられなくなってきている。
しかし、それは茜も同様のようで二人とも静かに自分の距離を取ろうとする。

「はぁ・・・ はぁ・・・ (茜ちゃん、めちゃくちゃ強い上に冷静やな・・・ こりゃ、少し崩さんとええのは入れられんな・・・)」
「はぁ・・・ はぁ・・・ (こんなに緊張する試合は久しぶりだな・・・ けど、あたしは負けない・・・)」

二人の距離が縮まり、ついに射程距離内に相手を捉えた。
その瞬間、茜が右ストレートを、洋子が左ストレートを相手の頬に叩き込んでいた。
二人の口から唾液が勢いよく吐き出された。
しかし、洋子も茜もさらに左右のストレートを叩き込んでいく。

「んぶぅ・・・」
「かはぁ・・・」

二人の口から唾液が吐き出される。
しかし、二人は相手にパンチを叩き込むことを止めない。
洋子と茜の右ストレートが鼻にめり込み、早くも二人の鼻から血が溢れ出す。
茜は溢れ出した血を気にすることなく、洋子の肩を掴んでいく。
そして、茜は洋子のボディに左右の膝蹴りを叩き込んでいく。

「ぐふぅ・・・ ぶはぁ・・・ あぐぅ・・・」
「どうだい? あたしの強さは??」
「はぁ・・・ はぁ・・・ 大したことあらへんわ・・・ うちの方が強い・・・」

茜はそんな洋子の言葉に思わず笑みを浮かべていた。
そして、さらに洋子のボディに膝蹴りを叩き込んでいく。
洋子の口からは徐々に血混じりの唾液が吐き出されていく。
しかし、茜は洋子のボディに膝蹴りを叩き込むことをいっこうに止める気配はない。
どちらかが闘えなくなるまで終わらない試合でのこの展開は洋子にとって苦しいものだ。
なんとか、反撃するチャンスを窺うがなかなか見つからない。

「ぶふぅ・・・ んぐぅ・・・ かはぁ・・・」
「どう? そろそろギブアップでもする??」
「何・・・ 言うてんのや・・・ うちがギブアップなんかするわけないやろ・・・」

茜は洋子の言葉を聞いて、一度洋子を突き飛ばし、金網に叩きつけていく。

「君がギブアップしないならそれでいいよ。 君が闘えなくなるまでひたすら殴ったり蹴ったりしてあげるよ!!」

茜は右腕を振りかぶり、洋子に右ストレートを叩き込もうとしていく。
しかし、洋子はすでにボロボロにされているにも関わらず、カウンターの左ストレートを茜の鼻っ柱に叩き込んだ。
茜の鼻が洋子と自分自身のパンチ力の前に茜の姿勢が崩れた。
洋子は力を振り絞り、左右のフックやストレートを次々に叩き込んでいく。
茜は洋子のラッシュの前に踊らされてしまう。
しかし、茜の目にはまだ闘志が宿っているように洋子には見えた。
だからこそ、洋子は茜をここで完全に倒すつもりで殴っていく。

「ふぐぅ・・・ かはぁ・・・ んあっ・・・」
「どないや、茜ちゃん!? うちも強いやろ!?」

茜は洋子の言葉を聞きながら洋子の繰り出すラッシュに耐えていく。
そして、洋子の一瞬の隙をついて茜は洋子の顔を両手で掴み、引き寄せてから右膝蹴りを叩き込んだ。
洋子は茜の膝蹴りを喰らい、オクタゴンのマットの上に倒れてしまったが気を入れ直すと勢いよく飛び起きた。
しかし、茜は洋子の後頭部を素早く掴むとそのままフェイスクラッシャーを仕掛けていく。

「がふぅ・・・」
「あたしにここまでさせたのは君が久しぶりだよ、洋子ちゃん。 だから、完全にやれなくなるまでやり合ってあげる!!」

茜は洋子の実力を認めたのか、表情を変えた。
今まで、この闘技場で誰も見たことのないほど真剣な表情だ。
まさしく、狩人そのものである。
しかし、洋子は立ち上がると不敵な笑みを浮かべていた。
洋子の中の獣が目を覚ましたのである。

「あははははははははっ!! 茜ちゃん、あんた、面白いなぁ!! それでこそ、うちの相手にふさわしいわ!!」
「そう言ってもらえると嬉しいなぁ!! けど、あたしはまだ全力は出してないよ!!」

そう言うと、茜は一気に洋子に近づいて、左右のストレートやフック、アッパーでラッシュをかけていく。
しかし、先程よりも明らかにスピードが上がっており、洋子でも捌くのがやっとである。
このスピードこそ茜の最大の武器であり、普段の試合ではテンションが上がらない茜が滅多に見せない本気モードである。

「くうっ・・・ ぐぅっ・・・ んあっ・・・ かはぁ・・・」
「ほらほら、どうしたの!? あたしを倒すんじゃないの!?」

茜はさらにスピードを上げて、洋子を殴っていく。
しかし、洋子も茜のパンチの打ち終わりを狙って、左右のストレートを茜の顔に叩き込んでいく。
お互いに相手の攻撃と攻撃の間に攻め込んでいくため、凄まじい乱打戦になっていく。
試合が激しくなるにつれて観客達の歓声も大きくなる。

「んぶぅ・・・ ぶふぅ・・・ んあっ・・・」
「んんっ・・・ あぐぅ・・・ ぐへぇ・・・」

洋子と茜の口からはさらに血混じりの唾液が吐き出されていく。
二人は自分の口から吐き出されていく液体には目もくれずひたすら相手を殴ろうとしていく。

「かはぁ・・・ はぁ・・・ はぁ・・・ ほんまに面白いわ・・・」
「んぶぅ・・・ はぁ・・・ はぁ・・・ ほんとにね・・・」

二人はすでに相手のことを認めていた。
二人は相手に勝ちたいという思いが強くなっていた。
そして、茜は前蹴りで洋子を吹き飛ばすと金網に叩きつけられた洋子に再びラッシュをかけていく。
しかし、先程のようなラッシュではなく、それよりもスピードが上である。
しかも、ラッシュの間がほとんどないのである。
無限ともいえる茜のラッシュに洋子も倒れそうになる。

「んんっ・・・ んぶぅ・・・ ぶふぅ・・・ かはぁ・・・ あぐぅ・・・」

オクタゴン内に洋子の呻き声が満ち溢れる。
しかし、洋子も茜のラッシュの前にオクタゴンのマットの上に沈んだ。
茜は追撃せずにその場で息を整える。
先程の茜のラッシュは地下闘技場で鍛え上げたもので名前はファントムブレイク。
通常、ラッシュは有酸素運動であり、続けると普通はしんどくなり、ラッシュを続けられるものではない。
しかし、茜のファントムブレイクは疲労や肺の呼吸を気にしないことでラッシュを半永久的に続けることが可能になる。

「はぁ・・・ はぁ・・・ はぁ・・・ どう、洋子ちゃん? あたしのファントムブレイクのお味はいかが??」
「んあっ・・・ あぁっ・・・ (意識が・・・だんだん・・・戻ってきたわ・・・)」

洋子は立ち上がっていく。
そして、ゆっくりと構えを取っていく。

「見上げた根性だね、洋子ちゃん。 けど、あたしはその程度じゃ倒せないよ!」
「うちは勝つんや・・・ あんたに勝てば、加奈を助けるのも早くなるんや・・・」

洋子は自身の想いを呟くことで意識を繋ぎ止めている。

「そっか。 君は強くて弱いね・・・」
「はぁ・・・ はぁ・・・ 何や、それ・・・?」
「さぁ・・・ それが知りたいならあたしを倒してみなよ・・・」

茜は構えると素早く洋子との距離を詰め、再びファントムブレイクを洋子に叩き込もうとする。
洋子は一瞬速く、茜との距離を詰め、見たばかりのファントムブレイクを茜の身体中に叩き込んでいく。
茜は洋子のファントムブレイクでのラッシュに口から血と胃液の混じった唾液を吐き出していく。
そして、茜の顔やボディは洋子のパンチで痣ができたり、内出血を起こしていく。
しかし、洋子のファントムブレイクを耐え抜こうとする。
自分自身の技で倒されるわけにはいかないというプライドからの行動である。

洋子も長時間ファントムブレイクを使用した弊害が出たのか、疲労が溜まり、身体が重く感じられた。
茜は洋子の表情やしぐさから自分が待っていた時が来たことを悟った。
そして、疲労で素早く動けなくなった洋子に近づいていき、左右のストレートやフックを洋子の顔に叩き込んでいく。
洋子の口からは血と胃液の混じった唾液がさらに吐き出されていく。
しかも、洋子の体力は底を突いているため、ガードするために腕を上げることができない。

「ぶふぅ・・・ かはぁ・・・ あぐぅ・・・ がはぁ・・・」
「はぁ… はぁ・・・ もう闘えそうにないね、洋子ちゃん・・・ そろそろ終わりにしようか・・・」

洋子は茜の言葉に反応することができず、次々に殴られていく。
茜は意識が飛んだ洋子の顎に下から振り上げた右アッパーを叩き込んだ。
洋子は茜の強烈な一撃の前に洋子の身体がオクタゴンのマットの上に沈んだ。
そして、意識を取り戻すことなく試合が終わった。
しかし、茜も試合が終わった直後に静かにオクタゴンのマットの上に崩れ落ちた。
結果としては、ダブルノックアウトといったところだ。

試合後、洋子と茜は医務室で同室になっていた。
二人は意識を取り戻し、お互いに話をした。

「えっと・・・ 茜ちゃん、ごめんな・・・ そんなボロボロにしてもうて・・・」
「ううん・・・ あたしこそ君をそんなにしちゃって・・・」

お互いに気まずそうに話していく。
しかし、洋子の心の中の獣は茜に完全に殺されたようですっきりした表情になっていた。
茜もそんな洋子を見て、嬉しそうな表情になる。

「あの・・・ 茜ちゃん、うちを弟子にしてくれんかな? 茜ちゃんにいろいろ教わればもっと正しい強さを身につけられると思うんよ・・・」
「いいよ・・・ 加奈ちゃんを助けるにはもっと強くならないとね・・・ でも、また勝負はしてもらうよ・・・ 君と闘うのは凄く楽しいからね!」
「もちろんやわ!!」

洋子と茜はお互いに握手を交わした。
ここに、茜と洋子の不思議な師弟関係が生まれた。
そして、この話はここで終わりである。

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